今回はパリSG移籍が決まったレナト・サンチェス選手について書いていきたいと思います。
経歴
レナト・サンチェス選手は2006年にベンフィカ(ポルトガル)の下部組織に入団。2015年にトップチームデビューを果たすと、センターハーフのレギュラーとしてプレーします。
そしてチーム最年少で選ばれたユーロ2016では決勝トーナメント1回戦、準決勝とマン・オブ・ザ・マッチに選ばれる活躍を見せ、ポルドガル代表初の優勝に大きく貢献します。
するとそのインパクトとポテンシャルを高く評価したバイエルン(ドイツ)に破格の3500万€で加入しますが、シャビ・アロンソ、ビダル、ハビ・マルティネス、キミッヒとのレギュラー争いに敗れ、翌シーズンにはスウォンジー(ウェールズ)にレンタル移籍。しかし初参戦したプレミアリーグでもインパクトを残せず、翌年復帰したバイエルンでもバックアッパー止まりに終わります。
しかし2019-2020シーズンに完全移籍したリールでは当初は馴染むのに時間はかかったもののガルティエ監督の信頼を得た後はレギュラーとしてプレー。2020-2021シーズンには4-4-2のサイドハーフに主戦場を移すとその推進力とダイナニズムが光り、怪我がありながらもチームの10年ぶりの優勝に大きく貢献します。
すると再び欧州のミランなどのビッグクラブの関心を得ると、2022年8月5日に移籍金1500万€でパリSGへの移籍が決定。かつて自身を再ブレイクさせた監督の元、ビッグクラブへの挑戦権を再び得ることになりました。
①強烈なフィジカルとダイナミズム
レナト・サンチェス選手の特長は強烈なフィジカルとダイナミズムです。
フィジカル能力が高く強靭な体幹を生かした推進力のあるドリブル、そして守備でもハードタックルを用いてボールを刈り取っていきます。またキックもパワー、精度共に申し分なく大きな武器となっています。
そしてピッチの何処にでも顔を出すダイナミズムを持ち合わせており、それを生かした飛び出しは神出鬼没とも言えるもので、相手にとっては非常に読みづらい選手です。
②判断力とポジショニング
反面判断力とポジショニングには難があり、前述した動きは合理性に欠けておりチームのバランスを大きく崩してしまう可能性を秘めています。(実際バイエルンでレギュラーを取れなかった原因はそこにありました。)
その為必ず彼を使いコントロールするリールでのアンドレ、ポルトガルでのアドリアン・シウバのような選手が必要となっています。
どちらかと言えば味方を使うのではなく味方に使われるタイプの選手であると言えます。
③もう少し戦術眼を磨かないと
新天地ではセンターハーフとして途中出場して早速ゴールを挙げる等、幸先いいスタートを切りました。ただやはり前述した課題は露呈されており、今回のような押し込む展開ながらまだしも、互角以上のチームと戦うにはダブルボランチ起用ではかなりリスキーであると言えます。
正直現システムでは右ウイングバック起用に適正が高いとは思われますが、現状ハキミ、ムキエレがおり出場機会は与えられるとは思われません。その為かなりリスキーなダブルボランチでの起用が現実的ですが、もう少し戦術眼を磨かないとバイエルンと同様ベンチが定位置となってしまうでしょう。
とてつもないポテンシャルの高さを持ちながら課題も明白なレナト・サンチェス選手。ガルティエ監督は愛弟子とも言える彼の更なる成長を促せるか、注目です。
では
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