きちのうすめ雑記

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2020~2021シーズン総括 リール~10年ぶりのリーグ優勝~【サッカー】

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今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン総括を書いていきたいと思います。

 

10回目は「リール」です。

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Getty Images

リーグ 勝ち点83  24勝 11分 3敗 64得点 23失点 優勝 

カップ戦 ベスト16

ヨーロッパリーグ 決勝トーナメント1回戦敗退

 

主な布陣

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①オーナー交代も現場を守った指揮官

2017年12月にビエルサ監督解任を受けて就任したガルティエ監督は当時降格圏にあったチームを何とか残留に導き、翌シーズンには2位、昨シーズンは4位と素晴らしい結果を残しました。しかも2018-2019シーズンにはペペ、2019-2020シーズンにはオシメーンマガリャンイスなど若手が躍動し、毎シーズンのようにインパクトを残していました。

しかし中小クラブの性か主力の引き抜きに合い、今シーズン開幕前にもオシメーンをナポリに、マガリャンイスをアーセナルに引き抜かれ再編成を強いられました。

そんな中代役としてデイヴィット(←ヘント)、ボットマン(←ヘーレンフェーン)を獲得して新シーズンに臨みます。

そしてリールはリーグアンで快進撃を見せます。パリ、リヨンがもたつく中9節まで無敗とスタートダッシュに成功。しかしヨーロッパリーグとの兼ね合いもあり主力に疲労が見えると勝ちから遠ざかり、パリに追い詰められることとなります。

さらに12月、ルクセンブルク人実業家のジェラール・ロペス氏がクラブをルクセンブルク投資ファンド、メルリン・パートナーズの傘下のカリストにクラブを売却。トップが変わったクラブは大混乱に陥りました。

しかし現場のガルティエ監督は難しい状況にも関わらずチームを上手くマネジメント。前半戦は不発だったデイヴィットがゴールを量産し始めチームは見事に立ち直ることとなりました。

 

②10年ぶりのリーグ優勝

そんなリールの躍進を支えたのは2人の大ベテランでした。2018-2019シーズンに加入したフォンテは最終ラインを見事に統率。自身の活躍もさることながら加入1年目で日も浅いボットマンを見事に導きリーグアン屈指のファイターに育て上げました。

また35歳のブラクは初のリーグアンにも関わらずゴールを量産。途中離脱はあったもののリーグ16得点と爆発しチームの勝利に貢献しました。

若手とベテランが上手く融合したチームは後半のパリやリヨンとの直接対決に勝利し優位に立つと最終節まで優勝争いはもつれますが最終節にアンジェに勝利。10年ぶりのリーグ優勝を果たしました。

 

③避けられない引き抜きと指揮官の退任

しかし来シーズンからのチームはまた1からの出直しとなります。まず守護神メニャンがACミランに移籍、そして右サイドバックのチェリク、ボランチのスマレにも移籍の噂が絶えないです。また再び評価を上げたレナト・サンチェスもユーロでの活躍次第では引き抜かれるかと思われます。

そして何より気になるのはガルティエ監督の退任です。サンテチェンヌで経験したマンネリ化を嫌う監督が退任したことにより空席となった監督の座にはヴィエラ氏やラニエリ氏がリストアップされていますが、いずれにしてもチャンピオンズリーグとの兼ね合いもあり難しい舵取りになりそうです。(その後ガルティエ監督はニースの監督に就任)

 

優勝という「望外」な結果を得たリール。2011-2012シーズンのように継続して上位に留まれるかが注目です。

 

では

 

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