サパタ、イリチッチの不在で調子を崩しているアタランタと、リーグ戦10戦無敗のユベントス。共にチャンピオンズリーグ出場権を争う中で重要な試合となっています。
ということで先日行われたアタランタvsユベントスの感想です。
両チームのスタメン&結果
前半
アタランタは守備5-3-2の3-4-1-2を採用、対するユベントスは4-3-3の左肩上がりでマッケニーに幅を取らせるビルドアップを採用していました。試合は序盤は拮抗した展開になるものの、徐々に後方からゲームを組み立てるアタランタが試合を支配する展開になります。ユベントスは前線の守備の起点が絞り切れておらず、奪ってもヴラホビッチを介したロングカウンターに限られるなど機能不全に陥ります。
対するアタランタも前線の基準点が定められず攻撃は散発的なものに。特にムリエルはデリフトに完全に抑えられることとなりスコアレスのまま前半を終えます。
後半
後半も同じ展開で試合は進んでいきますが、アタランタがメーレ、マリノフスキーを投入すると流れが変わり始めます。マリノフスキーがこれまで無かったタメを作り始めるとメーレの攻撃参加のタイミングも良くボカが仕掛けられる時間が増えると、直接フリーキックをマリノフスキーが見事に直接叩き込みアタランタが待望の先制点を挙げます。
追いつきたいユベントスはクアドラード、キーン、アルトゥール、アケと次々とタレントを投入していきますが大きな違いにはなれず時間はロスタイムに入りますが、最後のチャンスのコーナーキックからダニーロが起死回生のヘッドを決め同点に。試合はこのまま終了で土壇場でユベントスが勝ち点を拾う形となりました。
総評
アタランタは得意なユベントスで引き分けと勿体ない引き分けとなりました。痛いのはやはり基準点不足で、サパタ、イリチッチ不在の影響がモロに出てしまっています。新戦力のボガも得意のドリブルを生かせる状況が整っておらず今後も攻撃陣の構成に頭を悩ませることになりそうです。
そんな中奮闘していたのはトップ下のコープマイネルス。鋭い飛び出しや献身的な守備で確かな存在感を示し、今やチームに無くてはならない存在になっています。
一方ユベントスは土壇場で勝ち点を拾うも課題は山積みです。現状両シャドーの守備意識にムラがあり、アタランタのビルドアップを困難に陥れている場面はほぼ無く容易にボールを運ばせている状況に。更に共に「使われるオンザボーラー」なので攻撃の大半をヴラホビッチに依存することに。
ドリブルで違いを生み出せるディバラはともかく、モラタは守備は勿論のことターゲットマンやスペースメイクなど彼の負担を減らせる役割が出来なければ、特に強豪相手ではかなり苦しいかと思います。
ただ守備はムニエルを完封したデリフトを筆頭に非常に安定していたので、いかに前線からの守備を確立して堅守を築けるかが勝負になってくるでしょう。
とにかくダニーロに助けられた試合でした。
正直両チームがこの位置にいる理由が分かる試合でした。よりセリエAが盛り上がるように今後の修正策に期待していきましょう。
では
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