今回は主要欧州リーグの2021~2022シーズン注目のチームについて書いていきたいと思います。
第18回目は「アーセナル」です。
主な加入選手
ラムズデール(←シェフィールド)
タヴァレス(←ベンフィカ)
ベン・ホワイト(←ブライトン)
冨安(←ボローニャ)
ロコンガ(←アンデルレヒト)
主な放出選手
ベジェリン(→ベティス)
ウィリアン(→コリンチャンス)
ネルソン(→フェイエノールト)
ダニ・セバージョス(→レアルマドリード)
予想フォーメーション
①世代交代の促進と危機的状況
昨シーズン8位に終わり、欧州カップ出場権を25年ぶりに逃したアーセナルですがアルテタ監督が留任し積極的な補強を進めました。
アンデルレヒトで躍進し次世代のプレーメーカーと評されているロコンガ、クロスやキックの質に定評があるタヴァレス、そしてイングランドの未来を担う存在であるラムズデールとベン・ホワイトを獲得。
反面ダビド・ルイスやウィリアンなどパフォーマンスが落ちたベテラン、チーム戦術にフィットしなかったベジェリン等が放出され、世代交代も合わせて行い今シーズンの躍進が期待されました。
しかし開幕戦のブレントフォードにまさかの金星を与えると、チェルシー、シティには完全な力負けを喫し開幕から3連敗。危機的状況に陥りました。
②4人目の日本人選手
そんな中報道が増えていたのはボローニャの冨安獲得です。当初アタランタやトッテナム移籍が囁かれていましたが、実現には至らずボローニャ残留濃厚かと思われました。しかし右サイドバックのクオリティ不足に悩んでいたアーセナルが獲得に本腰して、移籍期限最終日のギリギリに獲得が決定。稲本、宮市、浅野に続く4人目の日本人選手となりました。
しかも前者のような「先行投資」ではなく加入直後のノーリッジ戦で先発出場し、随所で好プレーを披露。アルテタ監督は暫くは右サイドバックとして起用していくつもりらしいですが、将来的には3バックの一角や対人を磨けば4バック時のセンターバックの起用もあり得ます。実力だけではなく真面目で自己研磨が凄い選手なので、指揮官にも重宝されるでしょう。
③理想と現実の狭間で
そんな中アルテタ監督はかつてアーセナルで見せていたパスサッカーという「理想」と、ポジショナルプレーが決して得意ではない選手を抱えている「現実」の狭間で苦しんでいると思います。
試合で相手に合わせた対策、そして自分たちがボールを持って試合を支配しようとする意志は凄く感じますが、いかんせん個の力不足が目立ったりが繋げるキャラではない選手が多かったり、交代策に疑問がある采配が目立ちます。ただチームの方も可哀そうな退場や不運なゴールの取り消しなど「持っていない」感はあります。
何も対策をしない監督や、精神論だけで解決しようとする監督よりはマシであるものの現有戦力とのミスマッチで本来やりたいサッカーが出来ず、それではカウンターサッカーに切り替えればいいのかと言えば自分が呼ばれた意味がない。そういうジレンマに悩まされている感はあり今後もチーム共々もがいていくでしょう。
首脳陣からの信頼は厚く、今の所結果を残せずとも指揮を任されているアルテタ監督。アーセナルを急浮上させて「名将」への足掛かりにするか、それとも結果を残せずただの「理想論者」となるのか。監督にとってもチームにとっても重要なシーズンとなりそうです。
では
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