今回は今シーズン限りのレアルマドリード退団が決まったセルヒオ・ラモス選手について書いていきたいと思います。
1回では書ききれない為、3回に分けていきます。
3回目はレアルマドリード後期(2018~2021)時代です。
前編・中編はコチラ↓↓
①会長と衝突
フロンティーノ・ぺレス会長、有能なビジネスマンでありながらも独裁者の側面を持つ会長とセルヒオ・ラモス選手は対立してしまいます。
その原因は2018-2019シーズンのチャンピオンズリーグでアヤックスに敗退した後、ぺレス会長からラモス選手は非難を受け口論に達したと言われています。しかも彼はベスト8を見越して累積警告を消化するための1stレグでイエローカードを貰っており欠場中と判断が裏目に出た形となりました。
さらにシーズン終了後は中国のクラブから破格のオファーが届いたとのことでラモス選手側は退団を示唆。最終的に残留を発表し移籍は破談となりましたが、会長との間にはしこりが残る結果となりました。
②数々の偉業
そうした中でもラモス選手はマドリーで数々の偉業を成し遂げていきます。
・2019年6月24日にDFとしてのラ・リーガ最多得点記録を更新(69ゴール)
・クラブ通算650試合試合出場を達成。(最終的には671試合)
等素晴らしい記録を残し名実共にマドリーの歴史に名を刻みました。
更に代表でも最多キャップ数で欧州トップを達成(180試合)し、欧州でもその偉大さがフォーカスされていました。
ただ契約満了になる2021年が始まっても契約更新の締結発表は発表されず、退団の話がまことしやかに囁かれていました。
③別れ
2020ー2021シーズンはラモス選手にとって非常に苦しいシーズンとなりました。序盤はチームを支えたものの、年明けに左ひざを負傷し離脱すると、代表戦でふくらはぎを怪我、更にチャンピオンズリーグのチェルシー戦で復帰したものの再びハムストリングを怪我し結果的にシーズンを棒に振ることになります。
そんな中契約更新の話は未だに進展した様子はなく、ついに6月16日に退団が決定しました。
その翌日クラブはラモス選手の退団セレモニーを実施しぺレス会長も同席し、彼を称える言葉を残しました。ただその後の記者会見でラモス選手は契約延長が上手く行かずケンカ別れのような形であったことを話し「らしさ」を見せクラブを去っていきました。
新天地は今の所マンチェスターユナイテッド、パリ・サンジェルマンが挙げられていますが、どちらのチームもディフェンス面での経験値が浅く加入となれば昨年のチアゴ・シウバのように大きな効果が期待出来そうです。
不安なのはやはりコンディション面ですが、フル稼働は難しいものの休みつつの起用では最高の働きを見せてくれそうです。
マドリー、そしてスペインで申し分ない偉業を成し遂げたセルヒオ・ラモス選手。恐らく最後であろう新天地は何処になるのか、そしてどのような活躍を見せてくれるのか楽しみです。
では
(アディダス) adidas/20/21レアルマドリード/ホーム/半袖/セルヒオ・ラモス/HAL03-FM4735
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