勝てば2次予選突破が決定する試合。しっかり勝ち切っていって欲しい所です。
ということで先日行われた日本vsミャンマーの感想です。
日本の布陣&結果はコチラ
①レベルの違いは顕著
日本は板倉をセンターバックに起用した4-2-3-1、一方ミャンマーは4-1-4-1でブロックを作っていました。
試合は初めから圧倒的な日本ペースになります。南野選手のゴールを皮切りに大迫選手が前半だけでハットトリックと力の差を見せつけて4-0で前半を終えます。
ミャンマーの守備陣はカバーリングの意識が薄く人へは強く当たるものの危険なスペースを度々空けてしまい、正直レベルの違いは顕著でした。
その中でも鎌田、遠藤は極上のプレーを披露。特にスペースを意識した動き出しが素晴らしく充実したシーズンを過ごしていたことが伺い知れます。
圧倒した内容で前半を終えます。
②内容的には
しかし後半日本の攻撃の連動性が無くなり個に頼る攻撃が増えました。原因となったのは森保監督の交代策でした。
攻撃型の長友、守備型の酒井&幅を持たせる伊東と自然と左肩上がりになっていたサイドが攻撃型の室屋の投入で右サイドの攻撃が詰まると、同じくサイドに張る原口の投入で攻撃型サイドバックの攻め上がるスペースを消します。
さらに今シーズンインサイドハーフで持ち味を発揮していた橋本をアンカーとして投入、案の上慣れない仕事に戸惑い攻守において精彩を欠き連動性が著しく落ちていきます。
結果的に後半は6点を取り勝利こそはしたものの、大半は個の力によるもので内容的には前半の方が遥かに良かった試合となってしまいました。
③選手の特性を見極め適材適所で運用する力
これでアジア二次予選を突破。結果的に見れば良かったもののかなり不安な部分が散見されました。勝利が濃厚だったとは言え、明らかに適材適所を欠き狙いが見えなかった4-3-3を採用、代わりに出場した選手は持ち味を発揮出来ませんでした。これで呼ばれなくなるという結果になってしまうといたたまれない気持ちになります。
人が良い森保監督の事ですのでそんなことは無いとは思いますが、もう少し選手の得意なポジション、組み合わせを考えて起用させてもらいたい所です。
戦術面で拙い事は分かりました。しかし選手の適材適所を見定められないのは看過出来ない事です。「選手の特性を見極め適材適所で運用する力」。せめて代表監督として視察しているのであればこれは外して欲しくない所だと感じた試合でした。
では
|
|