今回は今年限りで退任となったマンチェスターユナイテッドのエド・ウッドワードCEOについて書いていきたいと思います。
①やり手の元銀行員
エド・ウッドワードCEOは2005年にグレイザーファミリーと共にマンチェスターユナイテッドの買収に成功したメンバーの一人で、その後クラブの商業およびメディア事業を担当しました。
当時の彼は「やり手の元銀行員」で、サッカーの知識には乏しいものの「お金」を生み出す力は非常に高い生粋のビジネスマンという評価がありました。
そこでウッドワード氏は目覚ましい成果を挙げ、就任から僅か5年で商業収益を約2倍に引き上げます。その功績を評価され2012年に取締役会に入りクラブの副会長に任命されました。そして翌年デイビット・ギルCEOの退任によりCEOに就任し、運営上で実質トップになることとなります。
②破格の売り上げを記録
その後も収益を上げ続けユナイテッドは世界でも有数の「金持ちクラブ」となります。2015-2016、2016-2017シーズンでは2年連続でトップになり、収益額はなんと917億円と破格の売り上げを記録しました。
現在のコロナ禍の中でもイングランドでは長年トップを維持しており(現在は世界4位)ユナイテッドのブランド力を大きく高めた人物の一人であると言えます。
胸のメインスポンサーだけでも
・AIG(多国籍の保険会社)4年総額約120億円
・AON(アメリカの保険会社)年間約28億円+8年間のトレーニングキットの契約
・Chevrolet(アメリカ自動車メーカー)7年総額約550億円(当時の世界最高額)
・TeamViewer(テクノロジー企業)5年総額約350億円(2021~)
と破格の契約を結んでおり、いずれもウッドワードの功績であるとのことです。
③移籍市場での立ち回り
ただビジネス的要素はあるものの、サッカーを知り尽くしていないと立ち回れない移籍市場は大変苦しみました。
ディ・マリア(現パリ)約93億円
ムヒタリアン(現ローマ)約53億円
という莫大な移籍金で長期間活躍しなかった選手が多かったのもありますが、こういうのはどんなクラブでも有り得ることです。何より特徴的なのは相手に足元を見られることが非常に多いことです。
マグワイア 約109億円(レスターから)
達は市場価格より遥かに上の価格で取引されています。原因としてはとにかく動くのが遅く、半ばパニックバイ状態で取引してしまうことにあります。
またアーセナルからフリー移籍したサンチェスに週給約7000万円の高額契約をしてチームの年俸バランスを大きく崩してしまった事もあり、潤沢な資金を効率よく使えているとはとても言えないです。
しかし近年は上述したマグワイア、フレッジに加え、ワン・ビサカ、ブルーノ・フェルナンデス等が活躍しており、成果が徐々に表れてきています。
しかしそんな中突然の辞任。話ではUEFAチャンピオンズリーグの新フォーマットに同意しながらもスーパーリーグに鞍替えしたことから両方面に対して信頼を失った(ユナイテッドはスーパーリーグを早々に脱退しています)ことの責任を取った形になりました。(本人は否認していますが)
失態も多いながらユナイテッドに多大な貢献を果たし名物CEOとなったウッドワード氏。まだ時間は残されたいるので今後の動きも注目していきたいです。
では
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