今回はワールドカップ予選ヒストリーを書いていきたいと思います。
8回目は「2010年 フランス代表 」です。
主な選手&布陣
①監督の続投
ユーロ2008でグループリーグ敗退を喫し、テュラムやマケレレ等歴戦の勇士が代表引退したことで再出発を迫られたフランス代表ですが、不可解な采配や偏った選手起用が目立ったドメネク監督が続投する形となりました。
・選手選考の基準を聞かれて「占星術に従った」と答える(2006年W杯)
・怪我をしている選手を強行で起用しクラブとの関係を著しく悪化させる
・ユーロで敗退した際のインタビューで恋人にプロポーズをする
等中々エキセントリックな性格や手法の持ち主で、ベテラン選手のリーダシップで準優勝をもぎ取ったドイツW杯以降は目立った結果を残せず、世界屈指ともいえるタレント集団を上手く生かすことが出来ていませんでした。
また選手との対立も度々起こしトレゼゲ、メクセス、ジュリ、フレイ等は監督との確執で代表引退をしています。(メクセスはその後招集されています。)
そして訪れたW杯予選。ドメネク監督はグルキュフ(ボルドー)やロリス(リヨン)等のフランスリーグで活躍した若手やアネルカ(チェルシー)の復帰等、チームの活性化を図り、予選もセルビア、オーストリアと同居したとはいえ決して厳しいグループではなくW杯出場は問題無いかと思われましたが、、、。
②纏まらないスター集団
予選は予想以上に苦しい状況になります。まず初戦のオーストリア戦で敗戦し出足を挫かれると、2戦目のセルビア戦には勝利したものの3戦目のルーマニア戦では引分になり、スタートダッシュに失敗します。
やはり求心力の低下による選手の意識のバラつきが目立ち、当時のフランス代表は正に「纏まらないスター集団」となり下がりました。
2009年になっても一向に改善する様子はなく、守備はそれなりに安定していたものの攻撃は噛み合わず機能しませんでした。そしてルーマニアとセルビアに対しての連続ドローで首位突破が絶望的になりプレーオフに回ることとなりました。
③物議を醸すハンド
プレーオフの相手はアイルランド。ロビー・キーン(トッテナム)やダフ(ニューカッスル)等好タレントが揃っているチームでしたのでかなりの苦戦が予想されましたが、1戦目はアネルカのゴールで先勝します。
しかし問題になったのは2戦目でした。前半にロビー・キーンに先制点を決められ勝負を振出しに戻されると、そのまま延長に。延長戦の末フランスはギャラスの決勝点で勝利することになりましたが、そのアシストになったアンリのプレーがハンドであるとアイルランド側が猛抗議、アンリ本人もそれを認めたことで大問題になってしまいます。
アイルランド側は再試合の申し出をしましたが、結局通ることはなくフランスが本大会を迎えることになりました。
様々な問題がありながらも無事本選に進めたフランス代表ですが、W杯本選では前代未聞の事件が起き崩壊することになってしまいました。
では
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