最後まで観客動員を試み、350日間延長された2019-2020のコパ・デル・レイの決勝。バスクダービーであることも相まって熱い戦いが予想させます。
ということで先日行われたアスレティック・ビルバオvsレアル・ソシエダの感想です。
両チームのスタメン&結果
①慎重な攻めのまま
ビルバオはアンカーを押さえながらカウンターを狙う4-4-2を採用し、対するソシエダは4-3-3の布陣で臨んでいました。
試合はソシエダがボールを試合する展開になりますが、4バックでビルドアップしているのでビルバオにバッチリ嵌められ、ロングボールに逃げる傾向になります。その後しっかり3バックでボールを回していきますが、ビルバオがしっかり中央を固めている為攻撃は次々と跳ね返されていきます。
一方ビルバオもカウンターを狙っていきますが、2トップに中々ボールが入らず攻め手に欠きます。両チームリスクも考えたのか慎重な攻めのまま前半を終えます。
②33年ぶりのコパ・デル・レイのタイトル
後半も前半と同様の展開になりますが、試合はミスから動きます。ビルバオのジェライのパスミスからショートカウンターを喰らい、ポルトゥをイニゴ・マルティネスが倒してしまいPKを献上してしまいます。(イニゴ・マルティネスの退場は取り消されました)そのPKをオヤルサバルが豪快に決めソシエダが先制します。
同点に追いつきたいビルバオですが、焦りもあったのかビルドアップでつまらないミスを連発。ウナイ・ロペスの投入で落ち着かせようとするも、重心を下げたソシエダの守備を終ぞ崩すことが出来ず終戦。
ソシエダが何としても欲しかった33年ぶりのコパ・デル・レイのタイトルを獲得することが出来ました。
③地方チームの戦いぶり
以前にも度々紹介していますが、バスクの2チームは異なるサッカー哲学を持ちながらもそれぞれ一貫した哲学を持っており非常に魅力的なサッカーチームです。
このバスクダービーも熱いながらクリーンで友好的であることで有名で、試合で汚い行為は皆無でした。そんな中優勝したソシエダのオヤルサバルの涙や監督と長い時間抱擁している姿、そして敗れたビルバオのムニアインが早々に立ち去ることなく見守っている姿。この地方のクラブのサッカーに対する想いなどが強く感じる試合でした。
ラ・リーガは現在マドリードの2チームとバルセロナが中心となっています。しかしそんな中でも魅力的なサッカーを展開する地方チームの戦いぶりも注目していきたいです。
では
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