共に上位通しの2チームの戦い。野戦病院化しているミランの無敗記録は続くのでしょうか。
ということで今回はACミランvsユベントスの感想を書いていきたいと思います。
両チームのスタメン
ACミラン
GK:ドンナルンマ
DF:ダロト、ケア、ロマニョーリ、テオ・エルナンデス
MF:カスティジェホ、カラブリア、チャルハノール、ケシエ、ハウゲ
FW:レオン
ユベントス
GK:シュチェスニー
DF:ダニーロ、ボヌッチ、デ・リフト、フラボッタ
MF:キエーザ、ラビオ、ベンタンクール、ラムジー
FW:ディバラ、クリスティアーノ・ロナウド
カラブリア(前41)、キエーザ(前18)(後17)マッケニー(後31)
①攻守のせめぎ合い
ミランは守備時4-4-1-1でサイドに流れるレオンを起点にして攻め込みます。ボランチに起用されたカラブリアの出来が気になる所です。一方ユベントスは守備4-4-2、攻撃時3-2-5でディバラを起点にした攻撃で臨んでいました。
試合はビルドアップの型が多彩でボールを持つことが出来たユベントスペースで動きます。 するとディバラとのワンツーで抜け出したキエーザがゴールを決めてユベントスが先制します。追いつきたいミランはハイプレスを敢行しユベントスのビルドアップを阻害し始めるとレオンの折り返しのパスからカラブリアが同点ゴール、試合を振出しに戻します。直前のファウルを取ってもらわなかった不運はあったもののゴール自体は素晴らしかったです。
その後も共にレベルの高い攻守のせめぎ合いが続き、前半を終えます。
②今季初の敗戦
後半ミランは攻勢に出ますがライン間に人がおらず、効率的な攻めが出来ません。逆にユベントスはアイソレーションになったキエーザがテオとの1対1を制し、突き放す得点を挙げます。またクルゼフスキ、マッケニーを投入し中盤の強度を上げると、その二人のコンビネーションでマッケニーが得点し試合を決めます。
ミランもコンティやマルディーニ、コロンボ等を投入しますが反撃及ばず今季初の敗戦を喫することになりました。
③打開力の差
ミランとユベントスの大きな差は「打開力」でした。特にウイングは連動性や突破力に乏しく全く見せ所を作れなかったミランのカスティジェホ、ハウゲに対して、ユベントスのキエーザは2得点の活躍、ラムジーも要所でクオリティの高さを示し違いを作り出しました。
またベンチにも怪我人が多かったのもありましたが、インパクトプレーヤーがいなかったミランに対してユベントスはベルナルデスキ、マッケニー、クルゼフスキと豊富でした。ウイングのクオリティ、ベンチの層の厚さがこの試合を決定づけた要因であったと思います。ただミランも戦術自体は機能しており失点は致し方ないものだったので、上手く切り替えて次の試合に臨んで欲しい所です。
では