ガットゥーゾ監督、ボネーラ監督代行、そしてイブラヒモビッチ、かつてチームメイトとして戦った3人がピッチで再び相まみえます。ガットゥーゾ監督にとってはイブラヒモビッチ選手に、現役時代散々弄られた借りを返していきたい所です。
冗談は置いておいて今回はナポリvsACミランの感想を書いていきたいと思います。
両チームのスタメン
GK:メレト
DF:ディ・ロレンツォ、マノラス、クリバリ、マリオ・ルイ
MF:ロサーノ、ファビアン・ルイス、ポリターノ、バカヨコ、インシーニェ
FW:メルテンス
ACミラン
GK:ドンナルンマ
DF:カラブリア、ケア、ロマニョーリ、テオ・エルナンデス
MF:サーレマーケルス、ケシエ、チャルハノール、べナセル、レビッチ
FW:イブラヒモビッチ
メルテンス(後18)、イブラヒモビッチ(前20)(後9)ハウゲ(後50)
①6戦連続得点
オシムヘンを怪我で欠くナポリは守備は4-4-2で、サイドバック裏(特にミランの左)を突くカウンターを狙う形、対するミランはピオリ監督不在の中、守備4-4-1-1でべナセルが落ちてビルドアップに参加する攻撃3-2-5の形を作っていました。
前半開始時試合がいきなり動きます。いい縦パスを貰ったテオのクロスをイブラヒモビッチが決めて先制。イブラヒモビッチはこれで6戦連続得点となります。
同点に追いつきたいナポリですがハマった状態でのビルドアップの苦しさ、ボールの取り所が定まらず、上手くボールを収められません。メルテンス、ロサーノが上手くライン間でボールを受けシュートまで持っていきますが、上手く対応され無得点に終わります。
②「王」イブラヒモビッチ
後半ナポリはボランチ一人をビルドアップに加えることでボールに落ち着きを与えようとしますが、そこで出てくるのは「王」イブラヒモビッチ。レビッチのクロスをひざ下で合わせこの試合2点目を決めます。
しかしナポリも黙ってはいません。ペナルティエリアでボールを受けたメルテンスが「らしい」ボール運びからシュートを決め1点を返し反撃体制に入ります。ただその直後テオの突破を阻んだバカヨコが2枚目の警告で退場、反撃の芽を摘まれるとロスタイムにはハウゲにゴールを決められジエンド。上位対決はミランが制しました。
③改めてその強さを証明する形に
ナポリはバカヨコの退場は本当に痛かったと思います。後半のビルドアップには改善が見られたため非常に残念な所です。しかしメルテンスが健在を示せたのは大きいです。やはりペナルティエリアは彼のエリアですね。
一方ミランは無敗試合が続き、改めてその強さを証明する形となりました。この日2得点を決めたイブラヒモビッチは勿論のこと、怪我のレオンを代わりを見事務めあげたレビッチのパフォーマンスは素晴らしかったです。
しかしローマ戦でもあったようにセットプレー時の守備がかなり不安定な事(今シーズン7失点)とイブラヒモビッチの負傷は気になる所です。出ずっぱりのケアも痛めている素振りが有ったので、いかにターンオーバーを上手く機能させるか、監督、コーチ陣の腕の見せ所でしょう。
では