前回のチェルシー戦での大敗を忘れたいユベントスですが、相手はここに来て攻撃陣が爆発し、らしいサッカーが出来るようになってきたアタランタ。どこまで守備陣が踏ん張れるか注目です。
ということで先日行われたユベントスvsアタランタの感想です。
両チームのスタメン&結果
前半
ユベントスは4-4-2を採用、対するアタランタは前からマンマークで嵌める3-4-1-2を採用していました。
試合はユベントスがボールを保持する形になりますが、アタランタの前線のプレスに苦しみ上手くボールを前に進めません。ディバラやキエーザが起点になり突破を見せますが単発的で、厚みのある攻撃は出来ませんでした。
するとアタランタが中盤のプレスでボールを奪いショートカウンター、サパタが仕上げてアウェーチームが先制点を挙げます。
ユベントスはマンマークを剥がせるレイオフでプレスをかいくぐろうとしますが精度が悪く、攻撃が停滞したまま前半を終えます。
後半
後半ユベントスは負傷のキエーザをベルナルデスキに交代し、前半と同様レイオフを駆使して攻勢に出ます。
ただアタランタの運動量が落ちプレスは弱まった後もユベントスはモラタのポストプレーを生かせるオフザボールが乏しく、攻撃に深さが無くアタランタの守備は対応が楽になります。更にモイーズ・キーン、カイオを投入し前線を活性化させるもゴールは遠く、ロスタイムのディバラのフリーキックも無常にもバーに当たりゲームセット。
ユベントスは公式戦2連敗を喫しました。
総評
ユベントスは未だ攻撃の型が決まっていない印象があります。モラタ、ディバラの相性の悪さは変わっておらず、効果的なオフザボールも皆無。その中でモラタは何とかボールを収めてレイオフや攻め上がりを促していたものの周りのサポートが無く孤立することとなりました。またアタランタ対策のレイオフは意識的に行われていたものの単純なミスが多く(プレッシャーの無い所でもミスを起こしていました)、チームの連携面にも不安を残しました。
更に可変システムの軸であったダニーロの怪我によりビルドアップのバリエーションが減少。そしてこの試合でもキエーザ、マッケニーが負傷退場。時間が必要とされたアッレグリ監督も流石にこれ以上の出遅れは致命的になり兼ねないので、速い段階での修正と組織の構築が待たれます。
一方アタランタは本来持っている攻撃力と強度を取り戻し素晴らしい戦いを行っていたと思います。特にサパタは得点もさることながら前線からの守備、ボールを収める等複数の役割をほぼ満点にこなし勝利に大きく貢献しました。
これまでマンマーク主体の強度の高い守備を地盤に3シーズン連続でリーグ最多得点を挙げているチームの復調は、セリエAをより面白いリーグにしてくれるでしょう。
再び戦い方を失ったユベントス、戦い方を取り戻したアタランタ。2チームの明暗がはっきり表れた試合となりました。
では
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