今回はサッカー選手のゴールパフォーマンスについて書いていきたいと思います。
最近ではメッシ選手のマラドーナさんの追悼パフォーマンスが話題になりました。個人的にも感動しており、ルールとは言えどもイエローカードは取り消して欲しい所です。
(後に罰金3000ユーロを課されました、、、。)
今回は「追悼編」という形で書いていきたいと思います。
①父へ捧げるゴール
1つ目は2002年W杯グループリーグ3戦目のメキシコ戦でゴールを決めたデルピエロ選手のゴールパフォーマンスです。
当時ユベントスの中心選手であったデルピエロ選手ですが、トップ下のポジションをトッティ選手に奪われサブに甘んじていました。しかし大半の選手がコンディションに問題を抱えた状態で挑んだ今大会で、イタリアは大苦戦を強いられます。エクアドルには勝ったもののクロアチアには逆転負けを喫し、1勝1敗。そしてメキシコ戦でも先制を許す苦しい展開に。しかし途中出場したデルピエロ選手のヘディングシュートで奇跡的に同点にしてグループリーグ突破を果たしました。
その時のパフォーマンスは右手で目を指し点に上げるというもの。開幕前に亡くなった父に捧げるゴールでした。
②親友に捧げるゴール
2つ目は2007年対ビジャレアル戦でゴールを決めたセルヒオ・ラモス選手のパフォーマンスです。ゴールを決めた後、彼はユニフォームを捲り上げ「プエルタ兄貴、安らかに眠れ。僕たちは君を忘れない」とスペイン語で書かれたTシャツを見せてメッセージを送りました。
これは元セビージャの選手でありセルヒオ・ラモス選手の親友であったアントニオ・プエルタさんに向けて届けたメッセージです。プエルタさんは20071-2008シーズン開幕戦で突然意識を失い倒れ、一度は意識を取り戻すもののその後容体が悪化、3日後に亡くなりました。親友に向けた彼のメッセージは心打つものがあります。
その後もセルヒオ・ラモス選手はプエルタ選手が代表初招集時の背番号「15」を今も着用、EURO2008では彼の顔写真入りのメッセージのTシャツを着て優勝を祝う等、いかに彼らが深い絆で結ばれていたかがわかります。
③「背番号」を表す
3つ目は記憶にも新しい2020年1月26日に行われたリール戦でのネイマール選手のパフォーマンスです。その日、NBAのスーパースターだったコービー・ブライアントさんがヘリコプターの事故で無くなりました。その訃報をハーフタイム中に知ったネイマール選手はPKでゴールを決めると24と生前彼が付けていた背番号を手で表現、手を合わせ天を指し祈りを捧げました。
個人的にもかなりショックな出来事だったので、親交もあったネイマール選手のショックは計り知れないものがあるでしょう。それでもプロとして振舞っていた彼の姿には心打たれるものがありました。
「感謝と祈りをゴールとして捧げる」。サッカー選手にとって追悼パフォーマンスは感謝の意の表れですね。
では