先日行われたアトレティコマドリードvsリヴァプールの感想です。
プレビューはこちらです。
両チームのスタメン
GK:オブラク
DF:ヴルサリコ、サビッチ、フェリペ、ロディ
MF:コケ、トーマス、サウール、ルマール
FW:モラタ、コレア
リヴァプール
GK:アリソン
DF:アレクサンダー・アーノルド、ゴメス、ファン・ダイク、ロバートソン
MF:ヘンダーソン、ファビーニョ、ワイナルドゥム
FW:サラー、フィルミーノ、マネ
サウール(前4)
①機能不全
試合開始直後アトレティコがいきなりセットプレーで1点を先取したこと。これが相当大きかったと思います。先制点後アトレティコはコンパクトに守備陣を保ち中央を消す→ゴメスにモラタを当てロングボールのこぼれ球を狙う所謂「シメオネサッカー」を展開することが出来ました。
それに対してリヴァプールは長短合わせたパス回しでハーフスペースを突いていこうとしましたが通常と違いパス回しが遅くそのパスもやや精度が狂っているなど機能不全に陥ってしまいました。特にゴメスーアーノルドーファビーニョの距離感が悪く右サイドの連携に難があったと思います。
②スタジアムに溢れるパッション
後半にイエローカードを貰ったマネをオリギに交代しましたがサイドを詰まらせてしまい逆効果に。チェンバレン、ミルナーの投入で修正を図りましたがアトレティコ守備陣が見事に対応して完封しました。
この勝利はもちろんシメオネ監督の戦術の浸透度が高かったのもありますが何よりスタジアムでのサポーターの応援が選手に力を与えたと思います。普通あまりスタジアムの雰囲気は話題にしないのですが、頻繁にサポーターを奮い立たせるアクションを起こしたシメオネ監督、そしてそれに応えたサポーターの声援が作り出したスタジアムの一体感が選手に「あと一歩」を出させたと思います。
③「要塞」アンフィールドへ
見事に勝利を掴んだアトレティコですが次は「要塞」アンフィールドでの戦いです。昨シーズンバルセロナを粉砕した地としても有名ですが、ここでのリヴァプールは素晴らしいサポーターの後押しもあり絶対的な強さを持っています。
「アンフィールドへようこそ」クロップ監督の言葉がアトレティコにとっての最大限の警告となっているでしょう。面白い試合を期待しています。
では