今回は主要欧州リーグの2019~2020シーズン総括を書いていきたいと思います。
シーズン全試合を終了した注目していたチームについてのみなので大半抜けていますのであしからず。
リーグ 勝ち点56 16勝 8分 14敗 56得点 48失点 6位
カップ戦 決勝進出(その後延期、開催は来シーズン以降)
主な加入選手
ポルトゥ(←ジローナ)
ウーデゴール(←フィテッセ)
イサク(←ヴィレムⅡ)
①若手が持つ勢いと失速
今年のラ・レアルを表すと「若手が持つ勢いと失速」です。若き司令塔メリーノ、後述するウーデゴールを中心とした緻密なポゼッションサッカーでラ・リーガに強烈なインパクトを与えました。
既存の主力であるオヤルサバル、燻っていたイサク、ヤヌザイが本来の才能を発揮させると「ラ・リーガで最も美しい」とされたサッカーを展開。非常に見ごたえのあるサッカーを見せてくれました。
しかし好不調の波があったのは事実。リーガ再開後はコンディションを崩す選手が多く自慢のパスサッカーに綻びが見えると僅か2勝の大失速。6位でシーズンを終えることになりました。コパ・デル・レイは決勝に進出しバスクダービーを実現するも無期限延期。タイトル獲得は来シーズン以降になりました。
②ノルウェーの天才
ラ・レアルの躍進の中心となったのは「ノルウェーの天才」ウーデゴールでした。16歳でレアルマドリードに引き抜かれた「神童」でしたが出番に恵まれずオランダでキャリアを積んでいました。
そして今シーズン満を持してスペインにレンタル移籍。左足中心のプレースタイルで独特の間合いを持ち、ライン間でボールを受けて違いを作りラ・リーガに旋風を巻き起こしました。アルグアシル監督の戦術、目指すサッカーに見事フィットしたのも大きかったです。特にメリーノ、ポルトゥ、オヤルサバルとの連携は目を見張るものがありました。
③組織の再構築
しかし来シーズンには中小クラブ特有の「チーム解体」のピンチが待ち受けています。
オヤルサバル、メリーノに移籍の噂があり、ウーデゴールもマドリード復帰の話もあります。その為来シーズンのチーム構想も先行き不明の状況です。しかしアルグアシル監督の留任は心強く新シーズンも魅力的なサッカーを展開してくれると思います。
「日本の至宝」久保獲得の噂も根強く残っているラ・レアル。新シーズンも期待したいです。
では