今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン、前半戦振り返りと冬の移籍情報について書いていきたいと思います。
14回目は「レアルマドリード」です。
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①中心選手の離脱と埋め合わせ
今シーズンの大きなトピックは「中心選手の離脱と埋め合わせ」です。カゼミーロ、バルベルデが離脱した中盤は相変わらずの支配力を誇ったモドリッチが見事埋め合わせをしますが、セルヒオ・ラモス、カルバハルが離脱した最終ライン、ベンゼマが離脱した前線は埋め合わせが出来ませんでした。
特に最終ラインは二人が抜けた後は別チームのように安定感を欠き失点を重ね、チャンピオンズリーグは敗退寸前まで追い込まれることに。最終的には突破し、二人も復帰し調子を取り戻すも代役不在を嫌という程思い知らされた前半戦でした。
②若手選手の突き上げ
また期待された「若手選手の突き上げ」は今の所期待外れの結果に終わっています。
ミリトンはセンターバックの3番手をナチョに奪われ、満を持して戻ったウーデゴールはソシエダのような溌溂としたプレーは鳴りを潜めビッグクラブの壁を再び味わっています。
そしてアザールの怪我により出番が増えたヴィニシウスも好不調の波が激しくベンゼマから苦言を言われるなど連携面に課題を見せ、ロドリゴはアピール所で怪我で離脱しています。ヨビッチに関してはピッチ外での問題で戦力外同然の扱いを受けています。
この若手選手の伸び悩みは直接現有戦力への依存に繋がり、個のパフォーマンスにゆだねるジダン監督のサッカーも相まって成績が安定しない要因になっています。
昨年のバルベルデ、フェラン・メンディのような選手の台頭が望まれる所です。
③ビッグネーム加入の準備
今冬の移籍は今の所進展したという話はありません。現有戦力の見極めがメインとなるでしょう。整理対象になりそうなのはオドリオソラ、イスコ、ヨビッチでウーデゴールは再レンタルもあり得そうです。
注目はイスコ、これまではジダン監督に重宝されていましたが今シーズンは出番が激減。移籍先はアーセナルやセビージャ、ユベントスが囁かれていますが、いずれのチームも彼みたいなタイプの選手を欲しがるとは思えないので気になる所です。
補強に関してはぺレス会長は来夏に大きな動きを起こしそうです。そのターゲットはバイエルンのアラバとパリSGのエンバぺで、どちらもビッグネームかつ現チームに大きな刺激を与える選手となり得ます。今冬は「ビッグネーム加入の準備」と捉えておいた方がいいのかもしれませんね。
では