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阪神タイガース 2020シーズン感想-戦績-~明確な課題~【プロ野球】

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今回は阪神タイガース 2020シーズン感想~戦績編~を書いていきたいと思います。

 

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出典:スポニチ sponichi annex

戦績(対戦成績)

巨人     8勝  16敗 0分    74得点  103失点 

ヤクルト  13勝 10敗 1分  105得点    90失点 

DeNA    12勝   9敗 3分  101得点  105失点

広島      13勝   8敗 3分  109得点    88失点

中日      14勝 10敗 0分  105得点    74失点

 

()はセリーグ内の順位

60勝 53敗 7分 2位

得点494(4位) 失点460(2位) 本塁打110(3位タイ)

盗塁80(1位タイ) 出塁率.321(5位タイ) 防御率3.35(2位) 失策85(6位)

 

ちなみに2019シーズン

69勝 68敗 6分 3位

得点538(6位) 失点566(2位) 本塁打94(5位)

盗塁100(1位) 出塁率.319(4位) 防御率3.46(1位) 失策102(6位)

 

①銀行状態は変わらず

今シーズンの感想から言うと「十分評価出来るシーズン」であったと思います。昨年から順位を一つ上げ貯金も6つ増やしたという結果、そして「終盤の6連勝で奇跡のCS進出」を果たした昨シーズンから「2試合を残して2位確定を決めた」今シーズン。確実にチームの成長を感じたシーズンでした。しかし次のステップ(優勝)には大きな壁が立ちふさがっています。

対巨人戦です。矢野監督政権だけでなく、過去20年で勝ち越したのはわずか4回、最後の勝ち越しは2007年と見事に「銀行状態」となっています(相手が貯金出来るという意味で)。今シーズンも開幕戦で逆転負け、序盤の大不振につながるショックな敗戦を喫しました。 

kichitan.hatenablog.com

 来シーズンはいかに対巨人戦を勝ち越し、最低でも五分に持っていけるかが勝負です。因みに今年の巨人はDeNAのみ五分、他チームは勝ち越ししています。優勝して当然の結果です。

kichitan.hatenablog.com

因みに2003、2005の阪神が優勝したシーズンはいずれも勝ち越しています。

 

②他4チームへの強さ

しかし他4チームへの強さが際立つシーズンとなりました。昨シーズンチームの弱さを露呈し(打力と守備力)、負け越しを喫した中日にも今シーズンは甲子園での強さ、打力アップで克服し、4チーム全てから貯金3以上をもぎ取る結果となりました。

このことで自力を付けて来たという手ごたえはあったものの、巨人への弱さが際立ってしまい、独走を許した原因となっていたのは否めないです。

 

③明確な課題

来年に向けての課題は明確です。「守備の改善」と「長打率アップ」です。

守備力は長年苦しめられている明確な弱点ですが、今年は野手の失策、各数字は多少良化したものの、投手が17失策と新たな問題が出てきています。守備は一般的に練習すれば確実に上手くなるとは言われていますが、練習量が足りないのか、コーチ陣の指導が間違っているのか、、、正直な所はわかりませんが、スカウトから配置転換した田中秀太コーチの手腕に期待したいです。過去下柳投手にグローブを叩きつけられた苦い記憶をチームの力として還元して欲しい所です。

 また「長打率アップ」も大きな課題です。個人的に打率(リーグ5位)はあまり気にしていなく出塁率を気にするタイプで、5位タイとはいえ他球団とも拮抗しており、四球を多く選べているのでそこまで問題は無いかと思います。しかし大きく違うのは「長打率」です。本塁打は激増したものの得点は上位3チームと比べてやはり貧弱で、長打率に関しては3分以上の差が出ています。球場の広さも関係しているとは言うものの、せめて4割以上(今シーズンは.381)以上は欲しく、パワーはなくとも2塁打を打てるような技術を磨いて欲しい所です。

 

チームとしては課題が明確でやるべき所は決まっています。後は編成がしっかり仕事を果たすこと、選手は練習あるのみでしょう。

 

では