今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン「苦しむ名門」について書いていきたいと思います。
本来の力を考えればもっと上位にいてもおかしくない戦力を持ちながら苦しむチームをピックアップしていきたいと思います。
2回目は「シャルケ04」です。
①昨シーズンの不振が続き
2019-2020シーズンは前半戦5位と健闘していたものの、後半戦1勝と大失速、ロックダウン明けは未勝利と、最悪な状態でシーズンを終えてしまったシャルケですが、指揮官のワグナー監督は続投。2015-2016ハダースフィールドでプレミア昇格、2017-2018シーズンにはプレミアリーグ残留を決めた手腕に期待したい所でした。
しかし兼ねてから言われていた「選手に甘すぎる」マネジメント面、「クロップの再来」とはとても言えない戦術面の柔軟性の無さなど、問題も多々山積みでありそのスタートが危惧されていました。そして悪い予感は見事的中。開幕節ではバイエルンに0-8の衝撃的な大敗、ブレーメンには1-3で敗れワグナー監督は解任。直近ドイツU-20監督を務めていたバウム監督の就任が発表されました。しかし彼が開幕前インタビューで放ったシャルケの順位予想はまさかの「15位」。サポーターの信頼回復からのスタートとなりました。
②指揮官交代と深刻な財政難
また深刻な財政難も追い打ちをかけています。州にお金を借り入れるなど状況はかなり深刻で、今夏の補強はベテランのイビシェビッチとのみで後はレンタルとレンタル復帰組のみです。それだけで十分戦えるとなったら良いのですが、実際本当に足りない戦力を戻しているだけで「強化」とは言い切れませんでした。
そして戦術的なアプローチが得意だとされるバウム監督には、モチベーションを一気に上げる「ブースト」はかけられませんでした。
③中軸の怪我とダービーでの大敗
しかし事態はさらに深刻さを増します。中盤の要セルダー、守護神フェアーマンが怪我で離脱。特にセルダーは攻守のつなぎ役、飛び込みでのフィニッシュワークにも絡める選手なので非常に痛かったと思います。
さらに「チームの状況関係なし」でお互い熱くなれるルールダービーでも、覇気が無いパフォーマンスに終わり0-3の敗北。選手達に自信が明らかに失われており、かなり心配です。このまま30年ぶりの降格が起こってしまうのか、再び上昇気流に乗って上位進出が出来るのか注目です。
幸いチームがそもそも調子の波が激しいのとナスタニッチ、ベンタレブ、ラマンなどリーグ最高クラスの選手が揃っています。
かつてラウールやエジルなど代表クラスの選手と、ノイアーやドラグスラーなど下部組織の選手達が融合して欧州でも十分存在感を示してきたシャルケ。
kichitan.hatenablog.com
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今後も注目して追っていきたいと思います。
では
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