残念ながらロナウドvsメッシは実現しませんでしたがグループリーグ注目の1戦です。
ということで先日行われたユベントスvsバルセロナの感想です。
両チームのスタメン
ユベントス
GK:シュチェスニー
DF:デミラル、ボヌッチ、ダニーロ
MF:クアドラード、ベンタンクール、ディバラ、ラビオ、キエーザ
FW:クルゼフスキ、モラタ
バルセロナ
GK:ネト
DF:セルジ・ロベルト、アラウホ、ラングレ、ジョルディ・アルバ
MF:デンベレ、ピアニッチ、メッシ、デ・ヨング、ペドリ
FW:グリーズマン
デンベレ(前14)メッシ(後46)
①攻撃のバランスを欠く
ユベントスは守備は4-4-2、攻撃はディバラをフリーマンとした3-4-1-2を採用。一方バルセロナはメッシを前残りにした守備時4-4-2、攻撃時は左肩上がりの4-2-3-1を採用しました。
試合はハイプレスで押し込むユベントスが攻勢に出て試合を支配し始めます。しかしバルセロナはプレスを上手く剥がし、アイソレーションで突破したデンベレのシュートが相手に当たりゴールに。バルセロナが先制を果たします。同点に追いつきたいユベントスですがモラタのゴールが2度取り消されるなど決めきれません。またキエーザが左サイドで孤立し、右サイドが渋滞、攻撃のバランスを欠いたまま前半を終えます。
②シュートパスに固執
後半はアラウホに変わってブスケッツを起用。そのままセンターバックかと思いきやデ・ヨングがセンターバック起用。アヤックスでは起用されてはいましたがバルセロナでは初です。ややモラタとのかみ合わせが心配でしたが、何故かユベントスはモラタの高さを活かさずシュートパスに固執します。
攻めあぐねるユベントスはモラタが3度目のオフサイドでゴールを消されるなど手詰まりに。一方バルセロナもファティを右サイドに張らせる愚策を披露します。
しかしそのファティがより内よりにポジショニング出来たカウンターで突破しPKをゲット。メッシが決め勝負を決しました。
ユベントスは交代後すぐデミラルが2枚目の警告で退場など、終始噛み合わずホームで敗戦となってしまいました。
③足りないしたたかさ
ユベントスは終始左ハーフスペースに誰もいない問題が発生していました。本来はロナウドの主戦場ですが本日欠場です。モラタがこの場所からの飛び出しで決定機を作っていたので、より意識的に行って欲しい所でした。
また3度のオフサイドでしたが不運ではなく上手いこと嵌められた感はあります。モラタの正直すぎる飛び出しが露呈されたとも言えるでしょう。
さらにプレー経験はあるとは言えデ・ヨングのセンターバックは高さに問題ありです。露骨に狙っても良い所なので、したたかさが足りなかったと思います。
バルセロナはグリーズマンが生き生きしていました。やはりゴール付近でのクオリティは素晴らしくチャンスを良く作れていたと思います。後半のデ・ヨングのセンターバック起用は彼をよく知っているクーマン監督ならではと思います。セルジ・ロベルトの的確なフォローもありそつなくこなせることが出来ました。
ただ右サイドに張らせるファティは某監督を思い起こさせる愚策です。右で起用するならセンターフォワード的な使い方がベストだったと思います。
どちらにしてもピルロ監督、クーマン監督共に修正力に課題があることが解かりました。今後劣勢に陥った時の采配をどう展開するか、注目していきたいです。
では