今回はレスター所属のジェイミー・ヴァーディー選手について書いていきたいと思います。
①爆発的なスピードと思い切りの良さ
ヴァーディー選手はプレミアデビューが26歳と遅咲きの選手です。そのデビュー時もフィニッシュに難があり5得点と苦しみましたが、その翌年大活躍します。
プレミア11試合連続ゴールの新記録を含めた24得点をあげ「ミラクル・レスター」の立役者となりその後もコンスタントにゴールを挙げ、昨シーズン自身初のプレミアリーグ得点王を史上最年長で獲得しました。
ヴァーディー選手の特長は「爆発的なスピードと思い切りの良さ」です。DFラインと駆け引きしながら爆発的なスピードとアジリティで裏抜けをして、ゴールを陥れます。
また思い切りも良くシュート力もある為ロング、ミドルからのゴールも多い選手です。そして献身性が非常に高くプレスを怠らない選手で、岡崎選手と二人で相手DFを追い続ける姿が印象的でした。反面プレースタイルがラインブライカーに偏っておりポゼッションサッカーには不適合な部分が散見されました。
②広がるプレーの幅
そんな中ポゼッション志向が強いロジャース監督の就任が決まり、ヴァーディー選手の戦術適応が気になりました。しかし2年目の昨シーズン、プレーの幅を広げ大活躍します。プレーエリアがより中央に寄り、守備の負担をやや減らすことで最終ラインの駆け引きに加えスペースメイクも磨かれており、シュートもパワーよりもコースを意識したものが増えたと思います
自慢の裏抜けに加え、ポゼッションサッカーに見事に対応したその適応力は自身初のプレミアリーグ得点王という最高の結果を得ることになりました。
③再び奇跡を
今シーズンも非常に調子が良くゴールを積み重ねています。通常こういうスピードを生かした突破を得意とする選手は怪我をして年齢を重ねれば一気に衰える傾向にありますが(オーウェン、フェルナンド・トーレスなど)ヴァーディー選手に関してはその気配はなくより凄みを増した感はあります。
後半は失速したものの5位で終えたチームの状態も相まって「ミラクルレスター」の再来も期待されています。流石にかなり厳しいとは思いますが、シティ戦の大勝を見たらそういう期待が出てきてもおかしくないです。
伝説のチームに在籍し、今なおもチームの大黒柱として貢献し続けるヴァーディー選手。2年連続得点王も合わせて期待したいです。
では