ついに中断していた欧州リーグが再開します。その中で注目チームを主要リーグから取り上げていきたいと思います。
今回はイングランドプレミアリーグの「レスターシティ」です。
中断前までの成績
29試合 16勝 5分 8敗 勝ち点53 58得点 28失点 3位
①浸透された戦術
優勝した2015-2016シーズン以来の上位進出を果たしています。CL出場権獲得も間近で今シーズンのサプライズチームの一つになっています。
理由は「戦術の浸透」です。個々のキャラクターを生かした戦術を徹底させることで役割を明確にすることか出来、勝利が続くことで自信と勢いをもたらしていたと個人的には思います。中断前では疲労の影響や戦術を読まれて勝ち点を取りこぼすことが多くなっていましたが再開後はまた切れ味抜群のカウンターを見せてくれるでしょう。
②主力の依存
前述したように過密日程による疲労の蓄積が不振の原因の一つだと思われますがやはり選手層の薄さが大きいと思います。
特にチルウェル、リカルド・ペレイラの両サイドバック、アンカーのディディ、ストライカーのヴァーディーの代わりは実質不在で、彼らが抜けた際は機能性が著しく落ちます。特に攻撃の主軸を持ちリーグトップの19得点を挙げているヴァーディーは絶対不可欠の存在で離脱が本当に怖い選手です。
③バリエーションの幅
また戦術のバリエーションの無さも課題の一つです。特に引かれた相手に対しては攻めあぐねることが多くミドルシュートやヴァーディーの個人能力に依存することが多いです。しかし昨シーズン途中の就任とはいえ戦術を浸透させ豊富とはいえない戦力を最大活用出来ている現状況は称賛に価すると思います。
再開後は上位チームとの対戦(シティ、リヴァプール)は終わっていて、CL出場権のライバルとの闘いが控えています。「ミラクル」では無いですが十分「スーパー」なチームであるレスター。リーグをもっとかき回す存在となって欲しいです。
では