今回は主要欧州リーグの2019~2020シーズン総括を書いていきたいと思います。
シーズン全試合を終了した注目していたチームについてのみなので大半抜けていますのであしからず。
第18回目は「セビージャ」です。
リーグ 勝ち点70 19勝 13分 6敗 54得点 34失点 4位
カップ戦 4回戦敗退
ヨーロッパリーグ 優勝
主な加入選手
ブヌ(←ジローナ)
クンデ(←ボルドー)
ヂエゴ・カルロス(←ナント)
レギロン(←レアルマドリード)
ロニー・ロペス(←モナコ)
スソ(←ACミラン)
グデリ(←スポルティング)
ジョルダン(←エイバル)
フェルナンド(←ガラタサライ)
エン・ネシリ(←レガネス)
デ・ヨング(←PSV)
①チーム大刷新
上記を見ても分かるようにモンチSDの元大刷新を行いました。
メルカド、ロケ・メサ、サラビア、ベン・イェデル等の主力を放出し、代わりにクンデ、ロニー・ロペス、レギロン等の若手から、オカンポス、フェルナンド、エルナンデス等実績のある選手等、国内外から幅広く人材を集め、ロペテギ新監督を迎えチャンピオンズリーグ出場権の確保を目指しシーズンを迎えました。
その為チームの出遅れが心配されましたがロペテギ監督は瞬く間にチームを把握。まずまずのスタートを切ることが出来ました。
②堅守とサイドアタック
今シーズンのセビージャの特長は「堅守とサイドアタック」です。対人能力と危機察知能力に優れたクンデと、守備力もさながら抜群の視野とフィード力を兼ね備えたヂエゴ・カルロスのコンビは補完性が高くリーグ屈指の堅守を誇りました。アンカーのフェルナンドとの連携もあり失点はマドリー、アトレティコに次ぐリーグ3位の34失点を誇りました。
もう一つの特長はサイドアタックです。ムニル、オカンポスの両サイドアタッカーとレギロン、ヘスス・ナバスが絡むサイドアタックは迫力抜群で数々のチャンスを生み出しました。冬にはスソを獲得すると更に威力を増し今シーズンのセビージャの代名詞になりました。反面得点力不足に悩み、オカンポスは14得点を挙げるもエルナンデス、デ・ヨングが沈黙、冬に獲得したエン・ネシリも4得点こそはしましたが終始センターフォワードに苦しんだ印象です。
③名誉挽回
上記の武器を引っ提げ手堅い戦いを繰り広げ、最終的にはリーグ4位でチャンピオンズリーグ出場権を獲得、ヨーロッパリーグを制覇するなど満足出来るシーズンだったと言えます。特にロペテギ監督はスペイン代表監督、レアルマドリード監督での失態を覆す采配で名誉挽回を果たしたと言えます。
来シーズンもロペテギ監督続投し、モンチSDもレアルマドリードからオスカル・ロドリゲスを獲得するなどチャンピオンズリーグでの戦いを見据えた補強を進めています。
頼れるストライカーを確保して欧州を席巻出来るか。楽しみです。
では