今回は主要欧州リーグの2020~2021シーズン総括を書いていきたいと思います。
8回目は「セビージャ」です。
リーグ 勝ち点77 24勝 5分 9敗 53得点 33失点 4位
カップ戦 ベスト4
チャンピオンズリーグ ベスト16
主な布陣
①左サイドバックの穴埋め
昨シーズンヨーロッパリーグを制し「3強」に挑戦した今シーズン、セビージャにとって最も懸念点であったのは左サイドバックの人選でした。レギロンのトッテナム移籍で出来た穴をどう埋めるかが課題ではありましたが、その大きな大役を見事に応えたのは新加入のアクーニャでした。
今シーズンスポルティングから加入したアタッカーは本来ウイングながら粘り強い守備を披露。レギロンのような戦術眼の高さは無いもののその突破力でチャンスを作り続けました。
最大の懸念点を払しょくできたお陰でチームは序盤にやや苦しんだものの見事に持ち直し、リーグでは上位に踏みとどまり、チャンピオンズリーグでは決勝トーナメントに進出しました。
②覚醒したスコアラー
そして中盤戦には「覚醒したスコアラー」がゴールラッシュを繰り広げました。エン・ネシリ、昨シーズンレガネスから途中加入したストライカーはオフザボールの良さを生かしてゴールを量産。最終的にはハットトリック2回を含む18ゴールを記録、物足りなかった決定力を解消する活躍を見せました。
そして終盤戦には3強のもたつきもあり、優勝も手が届く位置に上り詰めました。最終的にレアルマドリードと引き分けビジャレアルに敗れ、優勝には届かなかったものの優勝争いに食い込めたことは、チームにとって非常に大きな経験になったと思われます。
ただ昨シーズンからの課題であった得点力不足は冬にゴメスを獲得するもエン・ネシリ以外は振るわず、サイドに拘り過ぎるあまりの中央突破のアイデア不足も解消できずシーズンを終え、課題は来シーズン以降に持ち越されることになりました。
③確かな「地盤固め」に成功
来シーズンに向けてはまずロペテギ監督との契約延長は朗報であったと言えます。セビージャをここまでのチームに仕立て上げたのは監督の力によるものが多く、近年叶えられなかった連続でのチャンピオンズリーグ出場も達成することが出来ました。
しかしセンターバックのクンデに移籍話が舞い込んでおり本人も前向きなのは気になる所です。時折大胆な攻撃参加を見せるセンターバックの移籍はチームにとってかなり大きな痛手となるでしょう。
新シーズンも「名SD」モンチSDの手腕にかかってくると思われます。
確かな「地盤固め」に成功したセビージャ。来シーズンはチャンピオンズリーグでの上位進出、優勝争いにより絡んでいきたい所です。
では
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