今回は主要欧州リーグの2019~2020シーズン総括を書いていきたいと思います。
シーズン全試合を終了した注目していたチームについてのみなので大半抜けていますのであしからず。
第15回目は「マンチェスターシティ」です。
リーグ 勝ち点81 26勝 3分 9敗 102得点 35失点 2位
リーグ杯 優勝
チャンピオンズリーグ 準々決勝敗退
主な加入選手
カーソン(←ダービー)
カンセロ(←ユベントス)
ロドリ(←アトレティコ)
①的中した不安要素
昨シーズンの圧倒的な優勝からサイドバックのオプションとしてユベントスからカンセロ、アンカーの強度アップの為(カウンター対策)でアトレティコからロドリを獲得しましたがより不安視されていたのがセンターバックでした。
頭数は揃えているもののラポルトの相方が固定できずクリバリ(ナポリ)などの獲得が噂されていましたが、結局獲得はせずシーズンを迎えます。
そしてラポルトの離脱というアクシデントが起こりグアルディオラ監督はストーンズ、オタメンディとフェルナンジーニョのコンバートなどを試みましたが、怪我や不調で失点を積み重ねリヴァプール独走の要因になってしまいました。最終的にはラポルト、エリック・ガルシアで収まるあたり監督の苦悩が伺い知れます。まあ補強しなかったのは監督の意向もあったみたいでしたが、、、。
②MVP級の働き
そんな中MVP級の働きを見せたのはデ・ブライネ選手です。怪我で大半を棒に振った昨シーズンの悔しさをバネにピッチで躍動。攻守で絶大な存在感を示し決定的な働きを連発。最終的にはリーグで13ゴール20アシストという驚異的な数字を記録し、怪我で離脱したアグエロ、ザネ、ダビド・シルバの穴埋めを完璧にしました。
またスターリングはオフザボールにより磨きをかけ自身初の20ゴールを記録、フォーデンも特大の才能を随所に発揮しレギュラー起用が増えました。
③慎重さが裏目に
今シーズンのグアルディオラ監督を象徴するワードは「慎重さ」です。守備の不安からかギュンドアン、ロドリ、フェルナンジーニョのうち二人をダブルボランチ気味に並べるシステムを頻繁に採用しますが5レーンの構築に手間どり攻撃を停滞する結果が大きかったです。トッテナム、チェルシー戦などは失敗した例だと思います。
そしてチャンピオンズリーグのリヨン戦で見せた采配も慎重そのものでした。相手に合わせた素晴らしい対応だとは思いますが結果的に敗北し悲願は達成ならず。監督の守備への不安が拭えないシーズンとなってしまいました。
FFPの問題もありましたがチャンピオンズリーグ出場権を守ったシティ。フェラン・トーレス獲得など精力的に強化していますが守備陣の補強に注目していきたいです。
そして何より留任が決まったグアルディオラ監督がどのようなサッカーを見せてくれるか楽しみです。
最後にダビド・シルバ選手素晴らしいプレーありがとうございます。
では