ピルロ監督、映画撮ってそうです。
てなことで今回はセリエAユベントスの監督人事について書いていきたいと思います。
①リヨン戦で想像された暗い未来
あくまで予想ですがサッリ監督解任はリヨン戦で決まったと思います。
セリエA9連覇は前人未踏で素晴らしい結果ですが、クリスティアーノ・ロナウド獲得からフロント陣はあくまでチャンピオンズリーグ優勝に重きを置いています。そのチャンピオンズリーグで格下とも評されるリヨン戦の惨めな敗退から暗い未来を想像した方は少なくないとは思います。
何よりその戦い方に問題があり、1stレグと同様5バックを引いてきたリヨンに対して何ら対策が取られておらず、組織的な崩しが出来ないまま結局ロナウドの個人技に頼るサッカーは余りにも進歩が無く伸びしろの限界を感じた試合でもありました。
②見限られたサッリ監督
そしてその後サッリ監督は続投を強調していましたがあえなく解任。見限られた形となってしまいました。結局サッリ監督お得意の同サイドに圧縮し、ポジショニングとパスで崩していくサッカーは終ぞ見れず、とん挫することとなりました。
そして後任にはアッレグリ監督再任やジダン監督就任などが囁かれていましたが意外な人物が就任することになりました。
③ピルロ監督に託された未来
アンドレア・ピルロ監督。僅か10日前にユベントスU-23監督に就任が決定したばかりで電撃就任となりました。
現役時代はACミラン、ユベントス、イタリア代表で活躍した世界屈指の司令塔でセリエA6回、チャンピオンズリーグ2回、2006年にはワールドカップも獲得したクラブのレジェンドとも言える選手です。
そんなレジェンドの監督就任は単純に楽しみです。ピッチ上で他の選手やゲームを操る
姿はまるで優雅な指揮者でサッカーに対しての知識は指折りであると思います。
反面不安も大きいです。監督経験がほぼ皆無なのでどういったサッカーをするかが想像すら付きません。クラブのレジェンドながら指導者経験を積んでいたランパード監督やスールシャール監督とは訳が違います。またビッグクラブでの指揮は多大なプレッシャーとの戦いが待ち受けており、慣れない状態では自分を見失う可能性はあります。
そういった疑問符をいかに撥ね退け結果を残していくか、非常に楽しみです。
最後に年下の監督就任に対してブッフォンの頼りがいのあるコメントを紹介します。
「いまはもうあなたをミステル(監督)と呼ばなければいけないのか!?!?!」
「新しい挑戦をするアンドレアに幸あれ!」
いい相談役になってくれそうですね。
では