今回は主要欧州リーグの2019~2020シーズン総括を書いていきたいと思います。
シーズン全試合を終了した注目していたチームについてのみなので大半抜けていますのであしからず。
リーグ 勝ち点66 19勝 9分 10敗 63得点 46失点 6位
カップ戦 準決勝敗退
主な加入選手
ベコビッチ(←カラバフ)
ケアー(←アタランタ)
べナセル(←エンポリ)
クルニッチ(←エンポリ)
サーレマーケルス(←アンデルレヒト)
レオン(←リール)
レビッチ(←フランクフルト)
①中央突破への拘り
サンプドリアで結果を残したジャンパオロ監督を招聘したミランでしたが、待ち受けていたのは茨の道でした。
中央でのコンビネーションを主軸とするサッカーはスソのトップ下起用がハマらず攻撃陣が停滞、幅が無さも相まって深刻な機能不全に陥りました。
負の連鎖は止まらず、守備陣もカウンターの脅威に幾度となくさらされて失点を繰り返しジャンパオロ監督はあえなく解任。後任のピオリ監督もチームを上昇気流に乗せきれず冬の移籍での大型刷新が望まれていましたが、、、。
②影響力が絶大な王の帰還
突然の「王の帰還」。イブラヒモビッチが8年ぶりにイタリアに戻ってきました。確かに素晴らしい実績はあるけども年齢も38歳。ピョンテクやスソなどの中心選手を放出しての方針変更は不安だらけでした。
しかしその賭けは吉と出ます。イブラヒモビッチはピッチ内外で絶大な影響力を発揮、ミランを瞬く間に蘇らせ「勝ち癖」を付けさせました。特にレビッチ、チャルハノールの復活は大きく、見事に巻き返し、守備もケアーの獲得で強度が増し27節から12試合連続無敗。ヨーロッパリーグ出場権を勝ち取りました。
イブラヒモビッチ自身も10ゴールと流石の決定力を発揮。本当に本当に偉大な選手です。
③混乱はまだまだ続くか、、、
しかし未来は楽観視できません。とにかく上層部が揉めています。フロントとの確執でボバンCFOが解任され、マルディーニTDにも退団の噂が絶えない状況は健全とは言えません。またシーズン終盤で囁かれたラングニック監督就任は結局実現せず、ピオリ監督続投という結末になりました。この決断が後々響かなければいいですが、、、。
来シーズンもやや不安なスタートになりそうなミラン。強豪への返り咲きはいつになるのでしょうか。
では