※ネタバレ有り
今回は2008年に公開された「名探偵コナン 戦慄の楽譜」について書いていきたいと思います。
①隠れた才能
今作ではコナン(工藤新一)の隠れた才能が判明します。
「絶対音感」聞いた音の高さを記憶に基づいて絶対的に認識する能力です。原作でも強調されているようにコナンは「音痴」として有名です。絶対音感≠音痴だと意識していた私は、コナンが絶対音感を持っていることは違和感でしかありませんでした。
後々わかったことですが絶対音感を有していても音痴な人もいるみたいですね。リズム感や歌う能力がバランス良く備える必要があるみたいです。
②びっくり通信
あと驚いたのはプッシュフォンの信号音が「声」で表現できることです。絶対音感を持っているコナンと秋庭さん(今回のメインキャラクター)の力の見せ所です。
ただ現実的には非常に困難らしくアニメならではの展開らしいですが勉強になりました。ラーゼフォンを思い浮かべてしまったのは私がおかしいからでしょうか。
③推理&音楽
終盤の爆破場面では爆破は「音のズレ」を利用したもの、公演の途中で爆破されるというとことん歌や音に関連したものになっています。またコナンの手助けをするために秋庭さんが歌ったのは名曲「Amazing Grace」そして蘭ねーちゃんは新一との思い出を回想する。憎い演出です。
全編を通してアクションは少なめでやや物足りない部分はありましたが推理&音楽というコナンではあまりない組み合わせで挑戦した今作は新鮮なものを感じました。
いろんな意味で「コナンらしくない」作品ですが十分楽しめると思います。
では