きちのうすめ雑記

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「規格外」の0トップ~プレス耐性が高い中盤、そして個人打開力が高い3トップの存在により~【サッカー】

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今回はパリSGの「規格外」の0トップシステムについて書いていきます。

 

①前線のリンクマンとして機能させ、連携や個の力を生かすシステム

サッカーにおいて0トップシステムと言うのは最前線に技術が高く個で違いを作れるチャンスメイカータイプを置き、前線のリンクマンとして機能させ、連携や個の力を生かすシステムとなっています。

主に0トップで起用される選手は頻繁に中盤に降りてきて、相手ディフェンダー(主にセンターバック)はマークに行き切れず数的不利に陥ることに。そこで生まれたスペースに中盤の選手やウイングの選手が飛び込む事で変幻自在の攻撃を可能としています。

近年ではトッティを採用しイタリア国内だけでなく欧州でもインパクトを残したスパレッティ監督時代のローマ、採用されたメッシが前人未踏となる公式戦60試合73ゴール29アシストを記録したグアルディオラ監督時代のバルセロナ、そしてフィルミーノを起用し世界最高峰のアタッキングトリオ「フロントスリー」を形成したクロップ監督時代のリヴァプールが際立っており、サッカーの歴史に名を残しています。

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②「オフザボールに優れたアタッカー」の存在が不可欠に

しかし同時に不可欠となっているのが、スペースにタイミングよく飛び込める「オフザボールに優れたアタッカー」で、前述したローマではタッディ、マンシーニペッロッタバルセロナではビジャ、ペドロ、リヴァプールではサラー、マネ、ワイナルドゥム等が0トップの作ったスペースに飛び込みゴールを量産。

対してグアルディオラ監督はバイエルン時代にミュラーを0トップに起用したものの、当時の両ウイングはドリブラーであるリベリーロッベン攻撃に奥行きが生まれず結局オーソドックスなセンターフォワードマンジュキッチレバンドフスキ)を置いた方が機能すると判断し戻される事になりました。

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0トップが機能する為には技術の高い選手がセンターに添えられるだけではなく、オフザボールに優れた選手が周りにいることが鉄則とされていました。

 

③プレス耐性が高い中盤、そして個人打開力が高い3トップの存在により

しかしその鉄則を打ち破ったのが今シーズンチャンピオンズリーグで決勝に進出したパリSGルイス・エンリケ監督は上記の0トップのセンターに当てはまるデンべレを添えましたが、重要なポジションであるウイングにはドリブラーのバルコラ、オンザボールで違いを作り出す総合力の高いアタッカーであるクワラツへリアを配置する事になりました。

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それにより裏抜けの少なさが懸念され、実際前線はボールを足元に求めることに。それでも3トップ共に圧倒的なドリブル技術を擁しているので個の打開、そして連携で崩しきることが出来るようになりました。

また「ボールを失わない」中盤の存在もあり、躊躇なく仕掛けることを可能に。プレス耐性が高い中盤、そして個人打開力が高い3トップの存在により新たな0トップの構築に成功しました。

ただこの流れが進んでいくと言えばそんなことは無く、前述したタレントを揃えるのは資金面(いずれも6000万€は軽く超えてくると思います)で厳しい部分が。正直パリのように豊富な資金力を持つクラブ限定の「贅沢な」戦術と言えます。

 

それでもこれまでのように個に頼り切るサッカーでは無く、組織力を前面に押し出したサッカーで欧州を席巻しているのは間違いなく、0トップの概念を変えたのは確か。今後パリがどのようなサッカーを見せてくれるのか、そして0トップシステムがどのような変化を見せてくれるのか、今から楽しみです。

 

では

 

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