きちのうすめ雑記

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BIG6の終焉!?~資金力だけでは優位性を保てないように~【サッカー】

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今回はプレミアリーグのBIG6終焉について書いていきます。

①必ずしもBIG6優位では無くなっている

元々プレミアリーグで実績を残していたマンチェスターユナイテッドチェルシーリヴァプールアーセナルの4チーム(BIG4)に、2008年にADUGがチームを買収して以来急速にチームを強化していたマンチェスターシティ、そしてベイルやケインの台頭、そしてポチェッティーノ監督就任で一気にタイトルを狙えるチームに変貌したトッテナムの2チームを加えた6チームは、いつしか「BIG6」と評され国内の主要タイトルをほぼ独占していました。

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特に2016-2017シーズンからは前述したポチェッティーノ監督に加えシティにはグアルディオラ監督、リヴァプールにはクロップ監督、ユナイテッドにはモウリーニョ監督、チェルシーにはコンテ監督と世界中から名将が集まり、激しい鍔迫り合いが繰り広げられていました。

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しかし近年その風潮は確実に変わっており、必ずしもBIG6優位では無くなっていることに。特に後述する3チームには大きな問題点があり、最悪の場合BIG6陥落も考えられる状況にあります。

 

②資金力だけでは優位性を保てないように

その3チームとはマンチェスターユナイテッドトッテナム、そしてチェルシー。ユナイテッドは経営権がINEOSに変更されるも、長年の負債が祟りここまで13位と信じられない順位に。現在アモリム監督が指揮を執っているも状況は好転せず、復権には相当時間がかかりそうです。

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そしてトッテナムは近年大幅な投資は行っているもののそのほとんどがフロント主導とで、モウリーニョ、コンテ監督等名将を呼ぶもいずれもタイトルを奪えず、更には恨み節すら吐かれる事に。所謂監督泣かせのクラブと化しており、今シーズンも内容や成績が悪かったとは言えポステコグルー監督がその餌食になってしまいそうです。

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またチェルシーも不透明な強化方針により非常にアンバランスな陣容に。今シーズンから指揮を執ったマレスカ監督が何とか体裁を取り繕ったものの、中心軸のパルマーが不調に陥ると一気に失速。さらに生え抜き選手を次々に「現金化」したことによりクラブのアイデンティティの喪失すら危ぶまれている状況です。

その3クラブに共通しているのは他チームより資金力は勝るものの、運営力、現場への信頼感の欠如、不可解な強化方針でいずれも順位を落とす事に。

他クラブが買収や高額な放映権を得ることで力の差は確実に縮まっており、今や資金力だけでは優位性を保てないようになっています。

 

③少なくともあと2~3年は

しかしそんな中でも少なくともあと2~3年は現状のBIG6の地位は変わらないと思います。その理由としてはやはりブランディングによる集金力で、昨年収益面でBIG6最下位だったチェルシーですが、次点のニューカッスルには1億7000万€もの差を付けています。

またチーム全体の市場価値もBIG6とその他クラブとの差は大きく、強いチームを作る為に最も必要な「選手の質」に関してもBIG6は抜けていると言えます。

長年のクラブの価値を高める動き、そして集めた選手の質。この差を埋めるのはそれを超える正確かつ大胆な動きが必要となり、その座を狙うにも相当なリスクを伴ってくると思われます。

 

しかし果敢にもそのBIG6を脅かそうとするチームが。次回からはそのチームがどのような方法で躍進しているのか、紹介していこうと思います。

 

では

 

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