今回は再評価される監督について書いていきます。
第1回目は「アストンビラ エメリ監督」です。
①「失敗」となったプレミアリーグへの再挑戦
昨シーズンビジャレアルをチャンピオンズリーグベスト4に導いたエメリ監督ですが、今シーズンジェラード監督を解任して後任監督を探していたアストンビラに電撃就任。
ビジャレアルにヨーロッパリーグ優勝と違約金600万€を残し、イングランドに再上陸しました。
しかしイングランドでのエメリ監督はアーセナルにヴェンゲル監督の後釜として就任するも初年度はリーグではチャンピオンズリーグ出場権を獲得出来ず、ヨーロッパリーグでも決勝に進むもののよりにもよってライバルチェルシーに敗れて準優勝。
何よりその相手によって布陣などを変えるリアクションフットボールがファンには「退屈」と評され、結果、内容共に満足出来ない状況に。
さらに2年目には生命線であった成績でも振るわず、ヨーロッパリーグのフランクフルト戦で逆転負けを喫し解任の憂き目に。
1度目の挑戦は実質「失敗」となり、エメリ監督にとってはリベンジの機会となりました。
②就任から20試合連続でゴールを記録
すると就任直後のマンチェスターユナイテッド戦で3-1の勝利すると、その後6試合を4勝1分1敗と見事な立て直しを見せると、降格圏から一気に中位にジャンプアップ。
その後シティやアーセナルとの戦いもあり3連敗は喫するも、そこから10戦無敗(8勝2分)とチームを上昇気流に乗せ、数カ月前までは残留すら危ないとされたチームをチャンピオンズリーグ出場権を争わせるレベルまで導いています。
その大きな要因はそのキレ味鋭いカウンターで、就任から20試合連続でゴールを記録(史上初)。ブエンディア、ラムジーが2列目で輝きを放つと、前半深刻な不振に陥っていたワトキンスは21節のサウサンプトン戦から14試合で11ゴールと大爆発。
カウンターの仕上げ役として申し分ない働きを行っています。
③堅守を取り戻し台風の目に
そしてエメリ監督が率いるチームの特徴である堅守も取り戻し、中盤からの絶え間ないプレスをベースとした守備は相手攻撃陣にとって非常に厄介な存在となっています。
特にドゥグラス・ルイスはフィルター、そしてゲームメイクと本領を発揮、そして最後列には一時期放出の噂もあったエミリアーノ・マルティネスが君臨。最終ラインがやや不安な中、安定したセービングでチームを盛り立てています。
さらに残りの試合にはチャンピオンズリーグ出場権を争うマンチェスターユナイテッド、トッテナム、リヴァプール、ブライトンの1戦があり、無敗記録も相まって台風の目になっています。
かつて「熱き譲り合い」を演じ(2018-2019シーズンのチェルシー、トッテナム、アーセナル、マンチェスターユナイテッドのCL権争い)失態を晒した指揮官は堂々とプレミアリーグでその手腕を発揮。元々戦力が整っており競争力もあるアストンビラ、今後のチームと指揮官の戦いぶりに注目です。
では
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