今回はWBSCプレミア12の日本代表総括を行っていきたいと思います。
①次々出てくる辞退者
前回大会で優勝し、連覇を狙った今回のプレミア12。注目の人選ですが当初から辞退者が続出し常連組の村上選手(ヤクルト)や近藤選手(ソフトバンク)の欠場が決まると、その後も岡本選手、吉川選手(共に巨人)、伊藤投手、万波選手(共に日本ハム)が怪我の為辞退。正直怪我は仕方が無いものの、リストアップされた候補選手の中には大きな故障ではないにもかかわらず出場を断るケースが続出したことから、この大会における重要度の低さが浮き彫りに。
直前での辞退や代替え選手の選出も含め、首脳陣はチーム編成で苦しむ事になります。
②「繋ぎ」を意識する打線
その影響をもろに受けたのは打線で、村上選手や近藤選手は勿論の事、岡本選手や万波選手等クリーンナップ候補が次々と辞退した野手陣で長打の量産が期待出来るのは、牧選手(シーズン23本)と栗原選手(シーズン20本)ぐらい。
そんな中、井端監督は本来4番に添えるレベルの選手である牧選手を6番で起用。そしてホームランでは無く勝負強さや繋ぎの打撃に長けている森下選手を4番で起用する「繋ぎ」を意識する打線を構成。
結果完璧に抑えられた決勝以外は機能性を示し大会最多得点を記録。前述した森下選手や牧選手も結果を残す等、目立った弱点は少なかったと思います。
ただ若さゆえのミスも散見され、WBCでは致命的になるような技術的なミスも見られるように。また台湾戦では全く相手を攻略できなかったのもあり、より個人の精神的、技術的成長が求められます。
③勝負に徹しきれなかった継投策
そして投手陣ですが、これまでの大会と同様、隅田、北山、井上投手を第2先発として運用し機能させると、藤平投手は6連続三振を記録する等素晴らしい働き。清水投手も素晴らしい投球で火消しを行う等個人の能力の高さは示す事が出来ました。
しかし崩れかかっている投手を引っ張り失点やピンチを作ってしまう等継投面での遅さが見られ、決勝では不調の戸郷投手を引っ張って2発4失点を喫し敗戦の要因に。
球団から選手を預かっている以上慎重に運用していこうとするのは間違ってはいないですが、戦っているのは一発勝負の決勝戦。必死に繋いでいた台湾の投手に比べてあくまで「いつも通り」の運用に終始し、勝負に徹しれなかった感は強かったです。
結果論とは言えその兆候は戦前からあったので、修正しきれなかった印象が強く、今後井端監督はWBCまでに「勝負所の継投」を身に着ける必要性はあると思います。
しかし辞退者続出の中、確かな強さを見せ準優勝という結果を残した侍ジャパン。WBCはメジャーリーガーの招集という最大の難題はあるものの、どのように選手、そして自身を磨き上げ望んでいくのか、注目です。
では
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