今回は阪神次期監督に就任が決定した藤川球児さんについて書いていきます。
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藤川球児さんと言えば代名詞とも言える「火の玉ストレート」で三振の山を気付くクローザーとして有名で、日米通算245セーブ164ホールド、2022年には特別枠で名球会入りを決める等、球団史に残るレジェンド選手です。
ただファンとして記憶に残っているのがその波乱万丈ともいえる経歴。ドラフト1位として期待されて入団するも中々芽が出ず、2003年には戦力外通告を受ける寸前に。
その後岡田監督の抜擢もあり見事に球界屈指のクローザーまで昇りつめ、2012年にはメジャー移籍を叶えます。しかし怪我や手術の影響もあり3年で日本へ戻ることに。そこで移籍したのはNPBでは無く独立リーグの高知ファイティングドッグス。
その後阪神に復帰、素晴らしい復活を果たし現役生活を終えることとなりましたが、メジャーから独立リーグ、そしてNPB復帰をした選手はそうはおらず、その経験は監督をする上で大きな武器となってくると思います。
②流れを重要視した的確な解説
また引退後は解説者、野球評論家、Youtuberに加えて球団のSA（特別補佐）に就き活動。特に解説者での仕事では局面でのそれぞれの狙い等ゲームの流れを重要視した的確な解説で人気になり、コメント通りの流れや結果になる等その慧眼は恐るべきものがあり人気を博する事に。
将来的な監督挑戦も囁かれており、今回見事叶う事になりました。
③その卓越した理論をチームに落とし込めるか
しかしコーチ歴が無い状態でいきなり一軍監督挑戦。経験値においては皆無に近く、正直監督としての手腕は未知数です。ただWBC優勝監督でもある栗山監督（日本ハム時代）やソフトバンク黄金期を築いた工藤監督も同様の状況で結果を残し、現在新井監督や新庄監督が成果を挙げています。
また監督とコーチでは求められる素質に大きな違いがある為（指導力やコミュニケーション能力というよりはリーダシップと決断力）、上手くいけば一気に上昇気流に。
自身の卓越した理論をきちんとチームに落とし込めるコーチ陣の編成には気を付ける必要性（特にヘッドコーチ）はあるものの、現役時代を知っている選手の監督就任は今から楽しみでなりません。
早速秋季キャンプから始動している藤川監督。来年に向けてどのようなチーム作りを行っていくのか注目です。
では
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