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ダビド・ラヤ~足元の技術とシュートストップ能力の高さ~【特集】

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今回はアーセナル所属のダビド・ラヤ選手について書いていきたいと思います。

Getty Images

経歴

ラヤ選手はコルネジャのカンテラから2012年にイングランドブランクバーンのユースに移籍。その後2014年にトップチーム昇格を果たしますが、翌シーズン開幕前に5部のサウスポートにレンタル移籍します。

そして2015年1月にブラックバーンに復帰すると以降はスティールの控えGKに。2017年に彼がブライトンに移籍すると正守護神としてプレーし、2部リーグ復帰に貢献します。すると2019年にブレントフォード移籍が決定。加入後すぐにレギュラーとしてプレーし、シーズン最多タイである16回のクリーンシートを記録しチームの3位躍進に大きく貢献します。

ただ昇格プレーオフでミスを犯し敗退してしまいアーセナルからの興味も噂されていましたが、残留。翌年には再びプレーオフに勝ち進み74年ぶりのプレミアリーグ昇格を勝ち取ります。

そして2シーズンプレーしプレミアリーグでも屈指のGKとの評価を得ると、2023年にアーセナルにレンタル移籍。ラムズデールとの激しいポジション争いに勝ち残り今シーズンは完全移籍を勝ち取ることに。今シーズンも頼れる守護神として期待されています。

スペイン代表には2022年に初招集され、以降はウナイ・シモンに次ぐ第2GKとしてプレー。ユーロ2024ではグループリーグ3戦目のアルバニア戦では好パフォーマンスを見せ無失点勝利に貢献しています。

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①足元の技術とシュートストップ能力の高さ

ラヤ選手の特長は足元の技術とシュートストップ能力の高さであると思います。

足元の技術が非常に高く、特にミドル、ロングパスの精度はリーグ屈指と言えます。ブレントフォードではターゲットマンとなるトニーへのロングフィードが大きな武器となっており、アーセナルではビルドアップで起点に。パスサッカーを試みるチームにとっては欠かせない存在となっています。

そしてシュートストップ能力も高く、至近距離のシュートや際どいコースのシュートも止めてしまうポジショニングや瞬発力を誇りゴールに大きな壁を張ることに。アーセナル堅守を支える一人として輝いています。

また183㎝とGKとしては小柄ながらハイボール処理は安定しており、飛び出しの質も確か。GKに求められる能力を全て高いレベルで兼ね備える選手と言えます。

 

②神セーブを連発する等の爆発力は無く

ただ安定感は抜群ながら神セーブを連発する等の爆発力は無く、一発勝負が多い代表でウナイ・シモンが重用されているのもそれが理由であると思われます。

またどうしてもパスサッカーを行うチームにおいてミスは付き物ですが、GKにとっては致命的なものになり得るのでそこがフォーカスされがちに。ラムズデールを含めライバルたちが足し算(ベース80に+)に対してラヤ選手は引き算(ベース90で-)されているイメージで、どうしてもスポットが当たりにくい選手となっています。

 

③好調を保ち続ければクラブの悲願達成も

ただクラブや監督からの信頼は絶大で完全移籍が決定。ライバルであるラムズデールも移籍が濃厚と、本当の意味での正守護神として新シーズンはスタートしそうです。

そして本人もそれに奮起したのか、アストンビラ戦ではスーパーセーブを見せ開幕2連勝に大きく貢献。このまま好調を保ち続ければクラブの悲願達成プレミアリーグ優勝)も十分可能であると言えます。

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スペイン出身ながら若くしてイングランド下部リーグからキャリアを積み重ねた異色のGKラヤ選手。今シーズン、アーセナルプレミアリーグ優勝の鍵となっている選手なので今後のプレーにも注目です。

 

では

 

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