今回はJ3大宮アルディージャ買収目前になっているレッドブルグループについて書いていきます。
①「翼をさずける」飲料を引っ提げてスポーツ界に
レッドブルは1984年に設立され、「翼をさずける」飲料「レッドブル」が若い世代中心に世界的ヒットを記録。そのマーケティング方法の秀逸さも相まって2012年には52億缶を販売し、世界で最も販売されたエナジードリングとなりました。
またその広告キャンペーンはスポーツ界に進出し、、飛込競技、BMX、スキー、ダウンヒル、スケートボード等の「エクストリームスポーツ」のイベントのスポンサーを務め更に多くの支持を集めることに成功。2006年にはモータースポーツ最高峰のコンペティションであるF1に新規参入し、セバスチャン・ベッテルやマックス・フェルスタッペン等を擁し強豪チームとして君臨しています。
そしてサッカーにも積極的に取り組んでおり、2005年にはオーストリアのクラブ、SVアウストリア・ザルツブルグの買収を皮切りにブラジル、ドイツ、アメリカと次々と参入し、ドイツのRBライプツィヒはチャンピオンズリーグ常連クラブになる等世界的クラブになりつつあります。
②成績の向上は大いに期待出来る
レッドブルグループの特長はグループ内でその戦略、育成、戦術的なノウハウを共有出来ている事であり、2012年にラルフ・ラングニック氏(現オーストリア代表監督)をSDに迎えてから、主に
・若いタレントに投資して高額で移籍させる
・強度の高いプレスからのショートカウンターを戦術のベースにする
事をメインにグループ内で共有し、ウパメカノ(バイエルン)、ショボスライ(リヴァプール)、ハーランド(マンチェスターシティ)を始め多くのスター選手を輩出しただけでなく、グラスナー(クリスタルパレス)、ナーゲルスマン(ドイツ代表)、ローゼ(RBライプツィヒ)等優秀な監督も輩出しており、シティ・フットボール・グループと並んで最大派閥のグループとなっています。
また買収したクラブは軒並み成績を向上しており、前述したライプツィヒは勿論の事、ザルツブルクはリーグ10連覇、ニューヨーク・レッドブルは3度のサポーターズ・シールド(最多勝ち点獲得)、レッドブル・ブラガンチーノは22年ぶりにトップリーグであるセリエAに昇格する等素晴らしい成績を残しており、現状J3に所属している大宮も躍進は大いに期待出来ます。
③元あるクラブの「文化」を全て破壊
しかし反面、クラブの名前だけでなくクラブカラー、経営陣、スタッフ等を一新すら変え全く別物のチームに変えてしまう改革が全チームで行われ、その元あるクラブの「文化」を全て破壊する行為は、特にサッカー文化が定着しているオーストリア、ドイツから反発を受けることに。
オーストリアでは一部のサポーターが反発し、新しくSVアウストリア・ザルツブルクが設立。またドイツでは地元は好意的ではあったものの伝統を重んじるブンデスリーガ他クラブから反発され、数々の嫌がらせ行為を受ける事になりました。
今回の買収も従来の大宮ファンからの反発(聞いている限りでは前のNTTの経営が酷過ぎた事もあり好意的な声が多いようですが)、そして他Jリーグからの反発も予想されますが、ここの所元気がないJリーグに新風を吹かせ、躍進を続ける町田ゼルビアと共にリーグをかき回す存在となる可能性は十分あると思います。
遂にJリーグに進出したレッドブルグループ。今後どのような流れになっていくのか注目です。
では
|
大宮アルディージャ ジュニア 2024レプリカユニフォーム FP1st 1388491-874 サッカー ホーム オレンジ 半袖 子供用 アンダーアーマー UNDER ARMOUR
|