呪詛師～卑劣漢～【呪術廻戦】渋谷事変

※ネタばれ有

今回は呪術廻戦渋谷事変の登場人物である「呪詛師」について書いていきます。

①卑劣漢

まずは「重面春太」です。

夏油傑の一派に協力する呪詛師の一人で、サイドテールにした金髪と華奢な体格をした青年です。

基本ノリが軽い軟派な性格ですが、その本性は「自分が楽しければそれでいい」「弱い者イジメが好き」という理由で弱者、特に女子をいたぶるのを好む卑劣漢。反面強い相手に追いつめられると弱腰になって謝り倒すなど非常に小物臭い人物です。

「やっぱ俺には弱い者イジメが向いてるなー」

武器は仲間の呪詛師である組屋鞣造が作った柄が人の手になった奇怪な剣の呪具で、それを生き物のように操ります。またその本質もあり後方からの奇襲を得意としています。

生得術式は「奇跡を貯める」ことで、日常生活で起こった小さな奇跡を貯め込み命の危機に陥ると放出。術者を窮地や絶命の危機から回避させ生存に繋げることが出来ますが、反面傷は回復する事が出来ず、さらにその奇跡の溜まり具合を術師が認識出来る事が不可能。非常に博打要素の強い能力となっています。

「ただ強いだけで勝てる世界じゃないんだよ　特に俺の術式が絡むとね」

作中では京都姉妹校交流会編で顔見せ程度に登場し、渋谷事変で本格参戦。渋谷の帳の外にいた補助監督数名を次々に奇襲し殺害し、釘崎と新田に遭遇し追い詰めるものの、ブチ切れていた七海にダイナミック拷問を執行され一時離脱。

「ご　ごめんなさ」

その後伏黒を襲撃し追い詰めるも彼は「切り札」魔虚羅を召喚。相討ちになる所を宿儺に助けられるものの、既に奇跡は使い果たしており、最期は身体は前後に切断され何が起こったかも分からないまま死亡。圧倒的強者の一撃に沈みました。

「（また生き延びた　やっぱ俺は運がいい）　今日も　生き延びた！！」

②「常に奪う側」をモットーに

次は「粟坂二良」です。

渋谷事変で五条悟が封印されたのを機に出現した呪詛師で、騙し絵や達磨みたいな顔をした筋骨隆々な小柄の中年男性です。

「常に奪う側」をモットーに少なくとも20年以上前から殺し屋として活動しているベテラン呪詛師で、己の欲望のまま弱者をいたぶり蹂躙することを好み、平然と嘘をつく等純然たる外道です。

「俺は生涯現役！！死ぬまで弱者を蹂躙する！！」

作中では渋谷事変で「帳」を警護するためオガミ婆と共に登場し、虎杖と伏黒と対峙するも術式を見破られ敗れることになります。

術式は「あべこべ」。強い攻撃が弱い攻撃になり、逆に弱い攻撃は強い攻撃になる術式で、相手が出した全力の一撃を防ぐと同時に必殺の反撃を叩き込むカウンター戦法を得意としています。

しかし一対一では無類の強さを発揮する一方、同時攻撃への耐性が無く、さらに術式を見破られると簡単に突破されてしまう弱点を持ち初見殺し性能が高く、さらに広まってしまうと即「死」を意味する為リスクは高いものの、それを上回るメリットを持っている強力な術式と言えます。

「いつ気付いた！！だが！！この程度で調子に乗るなよガキ共ォ！！」

③息子に疑問を持たせてしまいながらも

最後は「伏黒甚爾（孫）」です。

懐玉・玉折篇で五条に敗れ死亡した伏黒甚爾ですが、渋谷事変で呪詛師・オガミ婆の降霊術で孫に乗り移る形で肉体が顕現します。しかし猪野琢真を打ち負かした後規格外の天与呪縛の影響によって霊媒だった孫の魂を打ち負かし、降ろしていなかったはずの甚爾本人の人格が復活。

オガミ婆に即座に反逆し殺害すると、天与呪縛で呪力を一切持たないが故に術式発動中も呪力を一切消費せず肉体を維持出来るというイレギュラーな現象が起こり、常に強者に戦いを挑む殺戮人形として暴走します。

「……誰に命令してんだよ」

そして特級呪霊・陀艮の戦いに乱入しその強さを見せつけ撃破。その後息子である伏黒恵に襲い掛かるものの、彼が自分の息子だと知り禪院家ではない事に安心すると自ら頭を刺し自害。息子に疑問を持たせてしまいながらも再びこの世を去る事となります。

「……禪院じゃねぇのか　よかったな」

では

きちのうすめ雑記