今回はヴィッセル神戸退団が決まったアンドレス・イニエスタ選手について書いていきます。
1回では書ききれない為、3回に分けていきます。
2回目はバルセロナ(2008~2017)時代です。
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①名将の下で黄金時代を
ユーロ2008で優勝し世界最高峰の選手として実力を発揮していたイニエスタ選手ですが、2008年にかつて自身を高く評価していたグアルディオラ監督が就任するとクラブ史上類を見ないシーズンの中心選手となっていきます。
デコが移籍したこともあり、イニエスタ選手は中盤に固定されシャビ、メッシらと共に美しいパスワークを披露。相手にとっては残酷とも言えるハイラインハイプレスのポゼッションサッカーの中心選手として高いサッカーIQを存分に発揮します。
そしてチャンピオンズリーグ準決勝の2ndレグでは後半ロスタイムから劇的なミドルを叩き込むと、決勝ではエトーのゴールをアシストする等際立った活躍を披露。アウェーでもスタンディングオベーションを受ける等極上のプレーを連発しチームの3冠に大きく貢献します。
その後もバルセロナの「奇跡のチーム」の中心選手としてプレー。怪我に泣かされる事も多かったものの名将の下で黄金時代を築くこととなりました。
②クラブ史上初の生涯契約を結ぶ
グアルディオラ監督は2011〜2012シーズンを持ってチームを離れましたが、イニエスタ選手は引き続き中心選手としてプレーしチームを支えます。
しかし2014年にルイス・エンリケ監督が就任すると、当初はポゼッションスタイルを突き詰めるも途中からMSNを中心としたカウンタースタイルに移行。すると自身の中盤での役割も変化し、ゴールに直結する働きから彼らの代わりに守備を行い彼らにボールを運ぶ役割に。それでもイニエスタ選手は素晴らしいプレーで適応するも、長年の相棒シャビは運動量低下や強度不足からチームにフィット出来すオフに退団。
そしてチームはネイマールを失いかつてのティキ・タカは影を潜め、徐々に実利的なサッカーに。イニエスタ選手もベテランに差し掛かり運動量や強度が落ちてきており、フルにシーズンを戦う事が出来ない状況になっていきます。
それでもクラブは2017年にイニエスタ選手に対してクラブ史上初の生涯契約を結ぶことに。このままワンクラブマンとして現役生活を全うすることが考えられました。
③自らのゴールでW杯のタイトルを親友に
ユーロ2008で優勝し順調に代表キャリアを積み重ねていたイニエスタ選手ですが、2009年8月、親友であったダニエル・ハルケさんが急逝、大きな悲しみに暮れる事となります。
そして迎えた2010年W杯、イニエスタ選手は大会のメンバーに選出されるものの怪我に悩まされ本大会でのパフォーマンスが危惧されますが、グループリーグでは1戦目と3戦目に出場し3戦目に2点目のゴールを決めマン・オブ・ザ・マッチに選ばれる活躍を見せます。
さらに決勝のオランダ戦では延長にもつれ込むも延長後半に決勝ゴールを記録。その際にユニフォームを脱ぐパフォーマンスを行うと、そのシャツには「"DANI JARQUE SIEMPRE CON NOSOTROS"(ダニ・ハルケ、いつも僕らとともに)」の文字が、、、。
自らのゴールでW杯のタイトルを親友に捧げる事が出来ました。
その後もチームの中心選手としてプレーし、ユーロ2012では決勝のイタリア戦を含む3試合でマン・オブ・ザ・マッチとなり自身も大会MVPを受賞しチームの黄金期を支えましたが、続く2014年W杯はグループリーグ敗退、更にユーロ2016でも決勝トーナメント1回戦でイタリアに敗戦。
チームの繁栄と衰退を味わうことになります。
では
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