今回は軌跡シリーズの主要キャラである「ガーデンマスター」について書いていきたいと思います。
①「庭園」を取りまとめているリーダー的存在
四つの管理人が撃破されほぼ壊滅状態だった暗殺組織「庭園」を取りまとめているリーダ的存在で、白装束を身に纏い仮面のようなもので目元を隠している謎多き人物です。
性格は尊大で自身に陶酔してるような言動を垣間見せ、正しい歴史や真なる革命という現在の共和国を否定する態度を多く見せる等余り話が通じないタイプではありますが、その戦闘力は非常に高く、連結して一本の大剣になる二振りの特殊な剣を武器にして戦います。
スウィンとナーディアが庭園を脱した後に組織内で台頭した人物であり、その素性は謎に包まれている人物でしたが、あるコードネームを名乗ることで特にスウェンを大いに動揺させることになります。
②剣の1（エース・オブ・ソーズ）
剣の1（エース・オブ・ソーズ）。かつてスウェンのパートナーでありナーディアの実の兄が名乗っていたコードネームでしたが、彼は数年前にスウェンに殺害されており既にこの世にはおらずナーディアは明確に否定しますが、実際その剣技を目の当たりにしたスウェンは大いに混乱します。
そしてネメス島ではスウェンの記憶を侵食し罪悪感に苛まれる彼を懐柔。素顔を晒した際も数年分は成長しているものの間違いなくナーディアの兄であったので、彼女は絶望。
その後も事件の首謀者として暗躍していきますが、ヴァン達が再び対峙した際はすっかり立ち直ったナーディアに庭園の管理者としての信念や芯が無く薄っぺらで幼稚で空っぽと評され激昂。真の姿を明かすこととなります。
「まさか――――この時代の人間にその名を呼ばれる日が来ようとはな。」
③狂った思想家
オーギュスト・アルダン、かつて悪逆を尽くす王家を打倒するべくシーナを筆頭にアトキンソン将軍や芸術家アラミスと共に王家を打倒し自由を勝ち取ったメンバーの一人でしたが、目指した未来と思想のすれ違いにより恐怖政治を敷き最終的には他メンバーに捕まり反逆者として処刑されることに。
それでも意識だけの存在となりD∴G教団が所持していた古代遺物に怨念を吸収され、教団の最悪のロッジの一つ《楽園》に潜伏。その後は長らく共和国の行く末を見届けていましたが、メルキオルが極秘に製造し保有していたエースの模倣擬体に乗り移り行動を開始。第八のゲネシスのコア部分を獲得してラピスを緋のアルテラに書き換え、グレンデル=ゾルガを生み出します。
その目的は「心半ばに断たれた真の革命を果たすべく、あの百年前に大陸の歴史を巻き戻す」ことであり一度は自らの悪願が成就されるのを喜ぶも、ヴァン達の幾度の巻き戻りもありゲネシスを奪還されると、スウェンにも見限られ真の姿であるオーギュスト=ドグマになるも敗北。最期はすれ違った仲間達への想いを口にして霧散していきます。
「……どうしてだ、アラミス……！何故分かってくれない、アトキンソン……！………シーナ、私は……！……ただ、君達と夜明けを――――。」
人間関係により自身の運命を歪めてしまったオーギュスト。行き過ぎた思想さえなければ素晴らしい政治家になっていたかもしれないので残念です。
では
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