今回はナポリ所属のヴィクター・オシムヘン選手について書いていきたいと思います。
経歴
オシムヘン選手は2015年のU-17W杯で得点王になる活躍を見せると、2017年にヴォルフスブルク(ドイツ)への加入が決まり同年デビューを果たします。
しかし負傷もあり定位置を掴むことは出来ずに翌年シャルルロワ(ベルギー)にレンタル移籍すると、持ち前の決定力を磨き12得点を挙げる活躍を見せます。
すると翌年にはリール(フランス)に移籍しリーグ戦13得点を挙げる活躍を見せると、2020年にはナポリに破格となる移籍金7500万€で加入。当初はセリエAでのプレーに戸惑いを見せるものの初年度には10ゴール、2年目には14ゴールと実績を積み重ねていきます。
そして今シーズンはここまで得点ランキング単独トップに躍り出る19ゴールを挙げる等躍進。ナポリのリーグ独走の立役者になっています。
ナイジェリア代表には2017年に代表デビュー。代表でもチームの中心選手として活躍しています。
①圧倒的な身体能力とダイナニズム
オシムヘン選手の特長は圧倒的な身体能力とダイナニズムであると思います。
186㎝の長身にバネと瞬発力をも兼ね備えたフィジカルは圧倒的とも言え、対峙する相手ディフェンダーを無力化してしまいます。またそのスピードと瞬発力を生かしたダイナニズムも持ち、特にカウンター時では強力な武器となります。
プレースタイルはビルドアップに参加しつつサイドに流れての起点作り、そしてダイナミックにゴール前に飛び込むプレーを得意としており、カウンター時ではスピードを生かしての裏抜けを武器にする等、ボール保持、被保持時でもその能力を生かすことが出来る万能型フォワードと言えます。
またウイングでも機能するユーティリティー性を持ち、守備にも奔走する等、献身性も高い選手です。
②オフザボールにより磨きを
ただ身体能力に依存する部分が多く、特にオフザボールはより磨きをかける必要があります。また技術もまだ粗削りな部分もあり、特にポストプレーの確度はそれ程高いとは言えません。
また怪我の多さも気になる所もあり(昨シーズンは不運とは言え頭蓋骨骨折の重傷も)、その爆発的な出力をいかに制御出来るかが今後の課題となってきます。
③チーム躍進のシンボルに
それでも中々身体能力だけでは通用しないセリエAの守備陣を相手にゴールを量産しているように年々改善されており、今シーズンはクワラツへリア、ジエリンスキ、ロボツカの存在もあり自身初の得点王獲得の為の下地は整っています。
そして彼の活躍に呼応するようにクラブも好調を維持。今やチーム躍進のシンボルとなりつつあり、悲願のスクデット獲得も現実味を帯びています。
相変わらず引き抜き(特にプレミアリーグ方面)の噂は多く、夏には争奪戦が予想される等その去就が気になる所ですが、本人は居心地の良さを感じており、会長も非売品と評している等、ビッグクラブ挑戦は暫く先になりそうなオシムヘン選手。
マラドーナを擁し80年代後半から90年代に築き上げた黄金時代の再来の為にも不可欠な選手でもあるので、出来るだけ長くナポリでプレーして欲しい所です。
では
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