今回は過去のWBC日本代表の記録、そして記憶に残ったプレーについて書いていきます。
4回目は「2017 日本代表」です。
結果 ベスト4
①前評判は高くなく
侍ジャパンは2013年に元ソフトバンクの選手として活躍した小久保氏を監督に沿え王座奪取に挑んでいきますが、2015年に行われたプレミア12での準決勝の韓国戦で逆転負け。さらにその際の継投ミスが批判の的になり、監督経験の浅さが指摘されていました。
また何度も調整を行ったメジャーリーガーの招集も叶ったのは青木(アストロズ)のみ。前回大会の中心選手である田中(ヤンキース)、前田(ドジャース)に加え、代表参加を表明した上原(カブス)も球団の抵抗にあい辞退。さらにプレミア12で活躍し、日本ハムでも日本一の立役者となった大谷も怪我で代表を辞退。
それでも菅野(巨人)、石川(ロッテ)、則本(楽天)、宮西(日本ハム)等の投手陣。そして坂本(巨人)、筒香(DeNA)、中田(日本ハム)等非常にハイレベルな人材を揃えており、前評判こそは前回大会までよりは高くないものの、有力選手が勢ぞろいとなっていました。
②躍進を続ける侍ジャパン
そんな中迎えた初戦のキューバ戦ではやや後半に失点を重ねるも勝利を挙げると、2戦目のオーストラリア戦では菅野が快投。そして筒香、中田の一発で勝利し2連勝で2次ラウンド進出を決定させます。
さらに3戦目の中国戦でも快勝し4大会目で初の3戦全勝で1次ラウンドを終えます。
しかし2次ラウンドのオランダ戦では大苦戦。3回に中田の3試合連続となる3ランを含む4点を追加して突き放しにかかりますが、その裏に石川投手が掴まり再び同点に。その後はお互い総力戦と化し日本は5回にこの大会で大ブレイクした小林のタイムリーでの1点のリードを守りに入るものの、9回に則本が同点タイムリーを浴びタイブレークに。
そして決着を付けたのはまたもこの男、中田翔。11回に2点タイムリーで勝ち越し点を挙げるとその裏は牧田がしっかり抑え、4時間46分の熱戦を制しました。
その勢いもあり2戦目のキューバ戦でも山田の2本塁打3打点の活躍で勝利すると、3戦目のイスラエル戦では千賀の快投もあり勝利し1次、2次ラウンドを全勝で終える躍進を見せ、準決勝に臨む事となります。
③力負けを喫するも
準決勝の相手は大会の立案国でありながら未だ優勝には至っていないアメリカ。それでも有力選手を多数揃え強力なチームである事は間違いなく、単純な実力は日本よりも上であったと思います。
それでも気を吐いたのは日本の先発菅野。小林とのコンビ「スガコバ」で試合を引き締めていきますが4回菊池のエラーからタイムリーを打たれるも後続を断ち切る等、素晴らしい投球を見せます。すると6回菊池が自らのエラーを帳消しにする本塁打を放ち同点に追いつきますが、8回1アウト2、3塁のピンチで松田が痛恨のファンブル。勝ち越しを許すと、中軸であった筒香、中田も無安打で抑えられ1-2で力負けを喫することとなり、前回大会同様ベスト4止まりとなります。
しかし前評判が高くない中での躍進は代表に大きな期待感を持たせ、今後にポジティブな要素が多かった大会となりました。
では
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