今回はUEFA EUROヒストリーを書いていきたいと思います。
2回目は「2000年 イタリア代表」です。
主な選手&布陣
①ファンタジスタシステムとの決別
20世紀最終盤、イタリアセリエAでは「ファンタジスタ」と呼ばれる選手達が攻撃の中心として活躍していました。
トッティ(ローマ)、デル・ピエロ(ユベントス)、ルイ・コスタ(フィオレンティーナ)、ボバン(ACミラン)、オルテガ(パルマ)、そしてバッジョ(インテル)等錚々たるメンバーがその実力を遺憾なく発揮しセリエAを彩っていました。
そんなセリエA最盛期の時代に行われたユーロ2000にディノ・ゾフ監督が作り上げたチームはその「ファンタジスタシステム」との決別とも言える布陣でした。
デル・ピエロは控え、バッジョを構想外とし、トッティをセカンドストライカーに起用。そしてトップ下では攻守のつなぎ役としてフィジカル面に優れたフィオーレが起用されました。しかし大会直前に絶対的な得点源であったヴィエリ、若き守護神ブッフォンが怪我で離脱すると、高かった前評判は下落し不安だけを残し大会は開幕することとなりました。
②百戦錬磨の守備陣
そんな中開幕したユーロ2000ですが、イタリアはトルコ、ベルギー、スウェーデンと比較的楽なグループに入り3戦全勝でグループリーグを突破します。
何より堅守速攻がハマり、カンナヴァロ、ネスタ、ユリアーノ、マルディーニが揃う守備陣は鉄壁を誇りました。そしてやや起用が流動的な前線もトッティ、フィオーレを中心に得点機を作り続け、ヴィエリ離脱を感じさせないまま決勝トーナメントに臨みます。決勝トーナメント1回戦でもルーマニアを一蹴し、優勝候補のオランダが待つ準決勝に向かうこととなります。
③「神ってる」GK
準決勝のオランダ戦は正に「死闘」と言えました。まず前半に右サイドバックのザンブロッタが退場処分を受け数的不利に陥ると、オランダに二つのPKが与えられるなど絶体絶命の状況になります。
しかしそこに立ち塞がったのは「背番号12」トルドでした。まずフランク・デ・ブールのPKを防ぐと、次はクライファートのPKをストップ。驚異的なシュートストップを見せると、もつれ込んだPK戦でも2本のシュートストップ、1本のシュートミスを誘い、「神ってる」GKぶりを見せ劇的な勝利を挙げることとなりました。
決勝ではフランスにゴールデンゴールを挙げられ惜しくも準優勝に終わりましたが、オランダ戦で見せたトルドの活躍、そしてトッティのチップキックは未だに記憶に残るシーンとなっています。
では
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