※ネタバレ有り
今回はアニメBLEACHのストーリー「バウント篇」のキャラ「狩矢神」について書いていきます。
①死神への復讐
バウント篇で登場したアニメオリジナルキャラクターで、白い髪に赤い目と正に吸血鬼を想定される姿をしています。
別世界では海外で某国民的人気キャラを探偵として渋く演じています。
選民思想が強くバウントを「ただでさえ少ない貴重な一族」と評したり、仲間を気遣う一面を持つ典型的なリーダータイプの人物です。しかしその実目的の為には手段を選ばず仲間も自身の駒にしか思っていない冷徹で自己中心的な性格をしており、結果的に仲間との信頼関係を築くことが出来なかったのが自身を追い詰めることとなります。
「バウントは腐った一族だ、せっかくこれだけの力を与えられたのに死神の呪縛から離れる事を良しとしなかった。そして死神はもっと腐っている! バウントを勝手に生み出し己の都合だけで我等を利用してきた。私は何もかも許せなかったのだよ。私は全てを道連れにして逝く。死神も魂魄も全てを壊してやるんだ!」
②信頼関係の欠如が露呈
当初交戦していた一護達側からは、生きた者の魂を食らって虚圏に行って、何らかの強大な力を得る事を画策していると思われましたが、徐々に真の目的が明らかになります。
自身が技術開発局が不死の魂魄の研究を行っていた際の事故により勝手に誕生させられた存在であり、さらに「無かった存在」とされ絶滅寸前まで排除させられた事による尸魂界への復讐。
その一端として瀞霊廷を潰す事を画策していた狩矢は尸魂界への侵攻を開始。仲間をも見捨て、更に裏切りもありながらも草鹿の住民を利用し瀞霊廷へ進入。バウントの源である浄界章を体に取り込み全ての死神や魂魄を道連れに爆発させようとしますが失敗。
双殛の丘で一護と対峙し激戦を繰り広げるものの、最期は一護に何かを伝えようとして消滅することとなります。
「どうやら終わりのようだな、、、少し残念だよ 君が私と同じ道を歩むかどうか見られなくて、、、黒崎 私は―――。」
③隊長格と同等の能力
所有しているドールは「メッサー」。
主に風を操って攻守共に利用する能力で、その力は隊長格と同等の能力を擁していると言われています。実際白哉の卍解とほぼ互角の戦いを繰り広げており、戦闘能力に置いては頭一つ抜けていると思われます。
また風と大気の摩擦で静電気を起こし雷として操ることも出来、能力の汎用さは高いと思われますが、残念なのは能力自体が対個では無く対複数で力を発揮出来るもの（攻守に置いてのカバー範囲の広さ）である事。仮に前述した仲間と共に連携して戦っておればかなり尸魂界を苦しめ、物語を盛り上げてくれたと思います。
能力、そして着眼点の良さはあったものの、そのキャラを生かせず勿体ない感もある狩矢神。今や黒歴史化されており日の目を浴びるのは中々難しそうです。
では
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