今回は日本代表のカタールW杯総括を書いていきます。
①最高の結果を手にする
今大会の日本代表は戦前の予想を遥かに上回り、ドイツ、スペインという優勝候補2チームに勝利という森保監督政権において最高の結果を手にしたと思います。
コスタリカに敗北、クロアチアにはPK戦の末敗北したのは残念な所ですが、元々それ程期待されない中世界をも驚かすジャイアントキリングを2度も起こしたのは特筆すべきことで、森保監督の判断、そして選手の頑張りは称賛に値すると思います。
ただこの戦い方は監督が4年間積み上げたものでは無く今大会に前に考案された一種の賭けであること。さらに前述したコスタリカ、クロアチア戦でも疑問符の付く采配を見せており、これが現状の森保ジャパンの限界であるとも考えられ、世界と互角に戦えるチームになるにはまだまだ課題が山積みであると言えます。
②続投か、退任か
そんな中注目されるのは森保監督の進退問題です。
正直現状の流れから考えると続投が既定路線になりそうですが、続投した場合更なる困難に陥る可能性があります。
まず勘違いしてはいけないのはW杯の采配を森保監督がコンスタントに行っているものでは無いことです。基本的には予定調和の交代が多く、交代で流れを変える事は殆どありません。また戦術的にも世界と戦える最低条件とも言えるハイプレスを仕込み切れておらず、機能してもビルドアップの型を変えられると途端に機能性を失う等不具合も多く(上記のドイツ、スペイン戦の前半もその流れが続きました。)、攻撃面も選手の質に頼ることが大半で明確な戦い方を示すことが出来ませんでした。
そしてその流れが本当に似ているのが、マンチェスターユナイテッド時代のスールシャール監督の軌跡。
・年に何回か強豪相手にベストゲームを繰り広げる(CLのパリ戦での逆転勝利や対マンチェスターシティ戦でも強さ)
・上記のベストゲームの大半が選手のスーパープレーと驚異的な粘りのブロック守備
・首脳陣や選手達との関係を円滑に進める為のコミュニケーション能力が非常に高い
等、クラブと代表という違いはあるもののその過程は似ており、このまま行くと正直停滞からの崩壊は免れないと思われます。
ただ今回の采配で希望を持った方も多く現れたのは事実で、現状国内外で日本代表に就任してくれそうな名監督がいないのも現状あるので続投でも問題ないかと思います。
続投であれば確実に上がったハードル(スペイン、ドイツを破ったという実績)に対して実力で応えることが出来るのか、監督自身の成長がより問われることになりそうです。
③増えたであろうライト層をいかに取り込めるかが
しかし普段サッカーを見ない方(所謂ライト層)が多く応援、さらに興味を持ってくれたことは非常に大きいと思います。
近年SNSやYouTubeの発達により趣味が多様化したことによりサッカーに対して興味を持つ層は減っていました。さらにメディアスターがおらず、さらに成績もパッとしなかった現代表は、まさかの最終予選のアウェイ戦で無料放送が無くなる事態に(DAZNで放送)。そんな苦しい状況の中、サッカー人気を再燃させるような戦いぶりを見せてくれた選手達には感謝しかありません。
特に「ブラボー!」の掛け声の下、チームだけではなく日本中を盛り上げてくれた長友選手。そして世界のトップで戦える選手である事を示した三笘、冨安選手。フランクながらエッジの利いた解説を行ってくれた本田圭佑さん、サッカーの見識が改めて高いことを示し、一般層との架け橋になってくれた影山優佳さん、そして高額な放映権を払いつつ彼らを登用し、エンターテイメント性を高めてくれたamebaには最大限の感謝を表したいと思います。
あとはこの増えたであろうライト層のサッカーファンをいかに取り込めるか、JFAの今後の方針に注目です。
では
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