須郷徹平（劇場版SS）～正義と信念～【PSYCHO-PASS サイコパス】

※ネタバレ有り

今回はアニメPSYCHO-PASS サイコパスの登場人物「須郷徹平（劇場版SS）」について書いていきます。

①先輩の無実を証明する為に

須郷は本作の主人公としてSEAUnでの事件直後、外務省の花城フレデリカが監視官補佐として公安局に着任した際に、外務省に新設される準軍事部隊へスカウトしたことから物語が始まります。

そこで返事に窮した須郷はある事件を思い出すことに。

2112年彼が軍事ドローンのパイロットを務めていた際に参加したフットスタンプ作戦で行方不明になった当時の隊長の大友逸樹が、国防省を武装ドローンで襲撃する事件の現場の映像に映されていました。

そして色相が悪化傾向にある自身も容疑者と一人と見られ青柳と征陸に接触されるものの、征陸の起点により先輩の無実を証明する為事件に協力することになります。

②軍上層部の人間に対する復讐

そんな中、外務省の九州支分部局がドローンで襲撃される事件が発生。その中でフットスタンプ作戦に関係している人物が含まれていたことで須郷は上官に問いただそうとしますが逆に拘束。さらに国防軍の秘密に触れようとする青柳と征陸を脅迫します。

怒った2人は須郷を助け出し強制捜査を通告、大友が残したメモリーチップを発見し潜水艦基地で大友と対峙します。

しかし大友はホロをまとったスパークリングロボットで、彼が残した音声から

・フットスタンプ作戦に化学兵器が使用されており大友達は巻き添えを喰らっていた

・化学兵器を搭載された救援物資（偽装）を投入したのは須郷自身であった

・スパークリングロボットを利用して事件を引き起こしたのは軍上層部の人間に対する復讐に憑りつかれた彼の妻大友燐であった

ことが判明。須郷は燐を追いかけることになります。

③正義と信念

しかし須郷が彼女の最後の標的である高江洲の元にたどり着いた時には時すでに遅しで彼女は返り討ちに合っており息を引き取っていました。

「燐……」

その後逃亡を図るも高江洲は征陸に執行され、事件は解決。しかし尊敬する上司と密かに想いを寄せていた女性を失った（大友に関しては前述した出来事で自身が手を下したと思っていた事でしょう。）須郷の色相は悪化し、終ぞ回復することは無く隔離センターに収容される事に。

しかし征陸に告げられた言葉やその信念が心に響き、その後執行官として青柳の元で働くこととなり舞台は再び現代に。フレデリカの誘いに断りを入れ彼女の元から去っていくこととなります。

「自分はこの仕事に正義と信念を感じています。」

実直で繊細さを併せ持つ余りにも不器用な男、須郷徹平。彼は今後そのような選択肢を取るのか楽しみです。

では

きちのうすめ雑記