※ネタバレ有り
今回はアニメPSYCHO-PASS サイコパス３の梓澤廣一について書いていきます。
①犯罪プランメーカー
ビフロスト所属の1stインスペクターで、小さい要因を連鎖させ自ら手を下さず相手を自死に追い込む手管を好む、犯罪プランメーカーです。
他世界では上司に心酔するバラの騎士となっています。
日空航空（株）、（株）フォレストコート（副社長）等様々な企業に勤めていた経歴があり、さらに過去には刑事課ニ係執行官を務めていた経歴もあります。
その振る舞いは飄々とした物腰で、常に気さくに軽口を叩いているビジネスマン風の中年男ですが、実際は人間へ全く興味を抱いておらず吐き気がする（灼曰く）と言わしめるほど邪悪な精神を持っており、パートナーである11thインスペクターの小畑千夜と共に数々の事件を起こしていきます。
因みに執行官時代に取得したのか熟練された格闘術を身に着けており、作中では元格闘技プロアスリートの榎宮をおどけながら圧倒しています。
②自らのサイコパスを濁らせないまま
作中前でも如月を操りつつ公安局監視官の事故死や施設送りに関与し、自らのサイコパスを濁らせないまま巨大輸送機墜落事故やマカリナ事件を起こしていきます。しかしマカリナ事件終盤にその存在が明らかになると、徐々に表舞台に登場。
そして社会の頂点へ立つという野心を表わすようになり、コングレスマンとなるべく対抗馬の静火に武装組織ピースブレーカーを送り込み、さらに六合塚を交通事故に巻き込ませ直接的な行動に出ることになります。
③シビュラの一部に
その後六合塚のパスを使い公安局に侵入。小畑を使い公安局のシステムを乗っ取らせ、小宮の都知事の辞任を迫ります。
「では、ゲームスタートだ！」
しかし公安局に悉く阻止され、捕らえた灼を奪還され、そしてけしかけた脱走させた潜在犯やパスファインダーは次は撃破されていき徐々に追い詰められますが、彼は冷静さを保っており灼のメンタルトレースより真の目的が明らかになることとなります。
「あの人は人を狂わす。」
この社会の根幹のシステムであるシビュラの一部に。梓澤はかつて自身を貶めた憎き相手、そして最高の師である慎導篤志の息子、灼と共にシステムの根幹の部分へと辿り着くものの、システムは免罪体質（参加する為の絶対条件）でなく普遍的な方法（二者択一）を持ちいる梓澤を当然受け入れず拒否。激高した梓澤は犯罪係数が100を超えたことで灼に逮捕されることとなります。
「シビュラが俺に死ねと言ったんだ！！」
シビュラの一部になることを望み、執念すら感じる（間違った）努力でその域まで辿りつくものの、現実は生まれ持った資質にはじき返された梓澤。どうしようもない現実を突き付けられ収監される彼には、何とも言えない悲壮さが漂っていました。
では
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