きちのうすめ雑記

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2022-2023シーズン注目の昇格クラブの軌跡~オセール~【サッカー】

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今回は欧州の2022-2023シーズン注目の昇格クラブの軌跡について書いていきたいと思います。


5回目は「オセール」です。

Getty Images

①名物監督と若手の宝庫

オセールと言えば44年間チームを指揮した名物監督ギー・ルー監督の元、若手選手の宝庫というイメージがあるチームでした。同監督がユースチームの整備を推し進め、1995-1996シーズンにはブラン、ラムシ、ギヴァルシュ等を擁しリーグアン優勝、欧州でも1989-1990シーズンのUEFAカップではベスト8、1992-1993シーズンのUEFAカップではベスト4、1996-1997シーズンのチャンピオンズリーグではベスト8に進出する等力を示していました。

1990年代後半から2000年前半にはメクセスブームソン、タイニオ、シッソコ、カポ、シセ等若手選手が躍動。リーグ優勝こそ無かったものの(当時はリヨンが無類の強さを誇っていました。)、フランスカップを2度制する等国内で存在感を発揮。

彼ら以前にもボリ、カントナ等名手を生み出しており育成のパイオニアとして他国クラブからも模範的なチームとして注目されていました。

 

②大きな岐路となった2011-2012シーズン

その後2005年にギー・ルー監督が勇退するもジャン・フェルナンデス監督の元3位に躍進する等、下部組織の選手中心の組織だったサッカーは健在でしたが、大きな岐路となったのは2011-2012シーズン。極度の不振に陥ると、シーズンを通して低空飛行を行いリーグドゥに降格

しかし前述した組織の充実もあり、リーグアン復帰は時間の問題かと思われましたが、2部当初のシーズンは9位と中位に甘んじると、その後も中位を彷徨いプレーオフすら進出できない状況が続きます。

クラブの礎のギー・ルー監督が2005年、ジャン・クロード・アメル会長が2009年に退職。元々資金力の乏しいクラブ(2013年にはプロライセンス剥奪の危機に陥っています。)は指針を失ったことで僅か数年で凋落することとなります。

 

③11年ぶりにリーグアンの舞台に

しかし2021-2022シーズンは2019年途中から指揮を執り11位、6位と順位を上げていたジャン=マルク・フルラン監督の元、リーグドゥ3位に食い込み昇格プレーオフに進出。そのプレーオフでは準決勝でソショーを破り決勝に進出すると、決勝ではサンテティエンヌリーグアン18位)との対決でPK戦の末勝利し、11年ぶりにリーグアンの舞台に戻ってくる事に。

ただ今夏は大きな補強は出来ずフリー移籍中心の強化に留まっており、更に2023-2024シーズンからはリーグが18チーム制になり4チームが降格する等非常に厳しい状況であります。しかし何が起こるか分からないのがサッカー。残留する可能性は十分にあり、諦めないで最後まで戦い切って欲しい所です。

 

育成のフランスリーグの中でも特異で特殊な経歴を持つオセール。その戦いぶりに新シーズンも注目していきたいです。

 

では

 

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