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上田綺世~偉大であったストライカーの指導もあり、躍進~【特集改訂版】

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今回はフェイエノールト所属の上田綺世選手について書いていきたいと思います。

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①偉大なストライカーの監督就任

2023年8月にクラブ史上最高額である900万€でサークル・ブルージュから移籍してきた上田選手ですが、同ポシジョンのヒメネス選手との競争に敗れ出場機会が限定的に。彼が負傷離脱した際に3試合連続ゴールを記録する等インパクトを与えるも、リーグ戦5ゴールと中々結果を残す事は出来ませんでした。

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翌シーズンもヒメネスが残留した事で立場は変わらず、燻っている時間が多くなっていましたが、冬にヒメネスACミラン移籍&当時のプリスケ監督が成績不振で解任されたことからその運命が大きく変わっていきます。

ロビン・ファン・ペルシ監督就任。かつてアーセナルマンチェスターユナイテッドで2年連続得点王、オランダ代表でも歴代2位の得点数を記録するストライカーは上田選手の能力を高く評価。昨シーズンは結局7ゴールに終わるも、今シーズンからは開幕からフルスロットルで躍進し、リーグ戦8試合8得点と爆発。今や押しに押されぬエースとしてゴールを量産しています。

 

②ゴールを決めやすい環境作り

その要因となったのはフィジカル面の強化と自信を取り戻した事。見るからにフィジカルが強化されており、ボールのキープが容易に。そのことで気持ち的にも余裕が生まれ、シュートに持ち込みやすい良い位置にボールを置くことが可能になっています。

さらに明らかにライン間でボールを待つことを意識しており、助走を付けた状況で前を向いてプレーすることにより、持ち味の動き出しと裏抜けが活かされる事に。ゴールを決めやすい環境作りを自ら行ったことがゴール量産に繋がったと思います。

監督のコメントからも、その指導が実ったのは確か。かつて抜群の動き出しとシュートテクニックで世界最高峰まで上り詰めたストライカーの後押しは大きな力になったと言えます。

 

③代表で得点量産は

そうなれば日本代表にも還元しゴールを量産してくれるかと大きな期待はされますが、現状では難しいと言わざるを得ません。

フェイエノールトでは上田選手は前述のように前を向いてプレーする事が多くチームも彼の動き出しに合わせパスを出してくれています。

対して代表での役割はディフェンスラインに張り付き、ラインを下げる役割と潰れ役やポストプレーを行いウイングに味方に点を取らせる役割を行っており、殆ど相手を背負い後ろを向きながらのプレーを行っています。

正直彼自身がポストプレーを持ち味としている選手でないのは明らかで、より生かせる役割を与えてあげるのがベストではあるものの、彼が代表入りしてから役割は変わっておらずこれからも変わらないことが濃厚。個人技で打開するか、クロスに合わせ続けるかしか得点量産はないとは思います。

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偉大であったストライカーの指導もあり、躍進している上田選手。この調子を続け初の得点王に期待しています。

 

では

 

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