今回はレアルマドリード所属のティボ・クルトワ選手について書いていきたいと思います。
経歴
クルトワ選手はヘンク(ベルギー)の下部組織に入団し、14歳の時にゴールキーパーで起用されると大会最優秀GKに選出され、本格転向することになりました。
そして2009年、トップチームに昇格するとスタメンとして定着。2010-2011シーズンには14のクリーンシートを飾りリーグ優勝に大きく貢献しました。
その活躍を評価したチェルシーが2011年、790万ポンドで獲得しますが当時はチェフが守護神に君臨していた為、経験を積むためアトレティコマドリードにレンタル移籍をすることになります。
アトレティコではデヘア(マンチェスターユナイテッド)の後釜としてレギュラーに定着しリーグ屈指の守護神として活躍します。鉄壁守備陣の柱として初年度にUEFAヨーロッパリーグ、2年目はコパ・デル・レイ、3年目にはリーガのタイトルを獲得し名実ともにトッププレーヤーの一員となり、2014年にチェルシーに復帰します。
チェルシーでも初年度からチェフからポジションを奪い(その後アーセナルに移籍)守護神として君臨。不調に陥った2015-2016シーズン以外は正守護神として活躍。プレミアリーグ2回、リーグカップ1回、FAカップ1回優勝に貢献します。しかしクルトワ選手はマドリー移籍を強く望み、契約更新も強く固辞。最終的には移籍金3500万€でレアルマドリードに移籍します。
レアルマドリードでは当初はナバスにレギュラーを譲っていましたが、最終的にはスタメンを奪取。今でもそのポジションは揺るがさることなく、白い巨人の守護神として君臨しています。
①ハイボールの強さとシュートストップ
クルトワ選手の特長は「ハイボールの強さとシュートストップ」です。199㎝と非常に大柄であることに加えて非常に落下地点の予測が上手く、誰よりも先にボールの最終到達点に届きます。またそれを可能とする強靭なフィジカルも兼ね備え、競り合いでもはじき返す場面が良く見られます。
また本業であるシュートストップも素晴らしく、反応、俊敏性共に申し分ないです。特にキャッチング技術が素晴らしく、こぼれ球を狙われるような危険性が低い選手です。
アトレティコ時代には彼の横っ飛びセーブがSNSで流行し、「ティボーティング」と呼ばれベルギーの流行語大賞に選ばれたこともあります。
②ビルドアップの判断力とキック精度
反面ビルドアップの判断力とキック精度には課題があります。ビルドアップはそつなくはこなしますがプレス耐性には難があり、追い込まれた時に凡ミスをしてしまうことがしばしばあります。
またキック精度もパントキック、ショートパス共に平凡で、局面を打開出来るパスを放つことは出来ません。
しかしあくまでエデルソンやテア・シュテーゲンらと比べてであることと、他選手の技術の高さもあり、さして大きな問題にはならないでしょう。
③強烈なパーソナリティーが大きな強みに
そしてアトレティコ、チェルシー、マドリーというビッグクラブでプレーするにおいて何より際立っているのはその「強烈なパーソナリティー」です。
マドリー移籍後、「レアルのほうがレベルが高い」という旨の発言をしてチェルシーサポーターを煽ったり(本人は後に釈明しています)、アトレティコファンの批判に対して「別に大したことじゃない。彼らがそうすることで幸せならば、それで良いんじゃないかな。彼らが自分の頭に物をぶつけたいと望んでいても、僕のプレーには影響ない。影響ないというより、モチベーションになるよ。」と返したりしています。
またデ・ブライネの当時の彼女を寝取ったり、練習を無断欠席し移籍を強行させる等、中々インパクトの強い行動を起こしており度々議論の的になっています。
ただその何事にも動じない強烈なパーソナリティーはプレッシャーが半端ではないマドリーの守護神であり続ける為の大きな強みになっており、ピッチ上に上がるとこれ以上頼りになる選手はいません。セルヒオ・ラモスはまた違う頼もしさを感じます。
そのパーソナリティーと確かな実力で白い巨人の守護神に君臨し続けるクルトワ選手。今後もスーパーな活躍を期待しています。
では
クルトワ ベルギー代表 ホーム サッカースターズ【サッカーフィギュア】【サッカー サポーター グッズ】【スポーツ ホビー】【店頭受取対応商品】
|
レアルマドリード オフィシャル フリースブランケット FD【サッカー サポーター グッズ】【スポーツ ホビー】【店頭受取対応商品】
|