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セルヒオ・ブスケッツ~世界最高峰のアンカー~【特集】

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今回はバルセロナ所属のセルヒオ・ブスケッツ選手について書いていきたいと思います。

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Getty Images

経歴

ブスケッツ選手は2005年にバルセロナの下部組織に加入し、2007-2008シーズン当時のバルセロナBのグアルディオラ監督の元32試合に出場し、チームの3部 昇格に大きく貢献しました。

その実力をグアルディオラ監督に買われ、翌2008-2009シーズンに昇格し瞬く間にチームにフィットし3冠獲得に大きく貢献します。そのシーズンはなんとアマチュア契約だった為すぐにクラブは新契約を締結。「不買品として」海外のオファーをシャットアウトします。またこの時のチャンピオンズリーグ優勝は父親のカルロス・ブスケッツも獲得していた為(1991-1992)親子で欧州カップを獲得した3組目の親子となりました。(他2組はレアルマドリードマヌエル・サンチェス親子とACミランマルディーニ親子です。)

その後はバルセロナのコントロールタワーとしてリーガ8回、スペインカップ6回、チャンピオンズリーグ3回のタイトル獲得の中心選手として活躍し、加齢や勤続疲労の影響で衰えたと囁かれている今シーズンも攻守において確かな存在感を示しています。

スペイン代表でも主力選手として今も活躍中で、2010年のW杯、ユーロ2012の優勝に大きく貢献しスペイン黄金時代を作った一人でもあります。

 

①世界最高峰のアンカー

ブスケッツ選手は「世界最高峰のアンカー」と言われる程、完成度の高い選手です。

ラ・マシア仕込みの技術、キープ力に加え広い視野と高い判断力でボールを的確に散らしていきます。特にビルドアップ時のゲームメイク力は正に芸術的で、センターバックの間に降りたりサイドバックの位置まで下がり長短のパスを駆使して自在に試合を支配しています。

またアンカーで重要な守備力も十分に持ち合わせています。高い身長を生かした空中戦や死角からボールを掠め取る守備が得意で、特に相手クリアの即時奪回力は凄まじく、高い位置で押し込み試合を支配し続けるバルセロナのサッカーのキーマンとなっています。

味方へのコーチングにも優れ、大先輩であるシャビやイニエスタにも臆することなく指示しており、危機察知能力や試合を読む能力が長けている証拠であると思います。

 

②スピードとスプリント力

ただ反面スピードとスプリント力は平凡で、単純なスピード勝負では分が悪いです。一時期のバルセロナ対策が「いかに攻撃時にブスケッツをサイドに引っ張るか」に集約されていた事もあり明確な弱点ではあります。しかしピケやプジョールの存在もあり、そうそう簡単にはいかなかったのは事実でした。

ただ近年のバルセロナは陣容のコンパクトさを失い広範囲のスペースを守ることになったことで彼の弱点を突かれることが多くなりました。また怪我や勤続疲労もあり、パフォーマンスに波が出て来たのも事実です。

 

③パスサッカーの体現者

今シーズンはデ・ヨングやペドリ等の若い選手達の良き兄貴分として攻守においてのサポート役に徹しており、その戦術眼がより生かされている感じがします。また時には思いもよらない縦パスを通し、彼らにバルセロナのサッカーをレクチャーしているようにも見えます。今やバルセロナのパスサッカーの体現者と言えるでしょう。

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今後もフィジカルの低下によって不要論は巻き起こると思いますが、これまでのようにその技術と戦術眼で何度も限界説を吹き飛ばしてくれるでしょう。

 

かつての師グアルディオラ監督は「ブスケッツはわたしにとっても世界最高のMFだ」と評したように今もなおバルセロナの中心選手として活躍しているブスケッツ選手。

今後もその極上にプレーに酔いしれたいと思います。

 

では

 

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