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長谷部誠~「リベロ」を体現~【特集】

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今回はフランクフルト所属の長谷部誠選手について書いていきたいと思います。

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Getty Images

経歴

長谷部選手は名門藤枝東高校から浦和レッズに入団、2年目からトップ下やボランチとしてレギュラーに定着し、J1リーグ2ndステージ、J1リーグアジアチャンピオンズリーグ優勝に大きく貢献します。

そして2008年にドイツのヴォルフスブルクに入団。本職のボランチを含め右サイドハーフ、右サイドバックとしてもプレーして、2008-2009シーズンにはクラブ初のブンデスリーガ優勝を果たします。

その後GKとして急遽出場するなど、ユーティリティープレーヤーとして重宝されていましたが2013-2014シーズンにボランチでの出場を志願し、ニュルンベルグに移籍します。しかし怪我で満足にプレー出来ずチームは降格、1年でフランクフルトに移籍することになります。

フランクフルトでは主にボランチとしてプレー、チームの精神的支柱として重要な存在になってきましたが、更なる転機が訪れたのは2016-2017シーズンでした。ニコ・コバチ監督の元3バックの中央に配置されるとその高い統率力と判断力が全面開花。「日本のベッケンバウアー」と評される程リベロとして活躍します。

2017-2018シーズンにはドイツ杯優勝、2018-2019シーズンには現監督であるヒュッター監督の元、ヨーロッパリーグベスト4に大きく貢献します。

今シーズンも契約を1年延長し、ボランチリベロとしてプレー。ブンデスリーガでのアジア人で史上最多となる309試合出場を果たすなど、いぶし銀の働きを見せています。

日本代表では2010年、2014年、2018年とW杯に3大会連続で出場、キャプテンとして代表チームを長らく纏め上げました。

 

①高い判断力と統率力

長谷部選手の特長は「高い判断力と統率力」です。非常に判断力に優れており、カバーリングインターセプトでピンチの芽を的確に積んでいきます。またピンチ時でのポジショニングも良く、ディフェンスの穴もしっかりと埋めていきます。

また統率力も高く的確なコーチングで味方を動かし、守備陣形を整えます。最悪な状況を常に想定し、味方に流ちょうなドイツ語でコーチングしている姿は非常に頼もしく、代表やチームで常にリスペクトを集めているのがわかります。

攻撃時でも奪ったボールを的確に前線にパスし、スイッチャーとして機能しています。そのコースも正にここぞというスペースであることが多く、高い判断力が大いに生かされていると感じます。

正に現代サッカーでは死語となりつつある「リベロ」を体現している選手であると言えます。

 

②純粋な対人能力

反面体格は小柄で、単純なフィジカル勝負では分が悪いです。特に1対1の純粋な対人能力は、大柄で屈強なブンデスリーガのストライカーに対してどうしても当たり負けする場面があります。

しかしそれでも一線級でプレーし続けられるのはやはりサッカー脳を鍛えフィジカルを思考で補っているのが大きいと思います。特にボランチは単純なフィジカルではなくインターセプト能力、フィジカルに依存しない守備(死角から奪い取る守備)などを駆使してボールを奪い取っていきます。正に体格では勝てない大半の日本人選手がお手本にできるプレーを行っているとも言えます。

ただ運動量とアジリティーと言えるサッカーの根幹を担う部分は衰えておらず、トップリーグで戦えるフィジカルは十分備えていることは付け加えておきます。

 

③指導者としても期待

37歳となり「引退」という二文字がちらついている長谷部選手ですが、今後は「指導者」としても期待出来るかと思います。現状では引退後はフランクフルトのアドバイザーを務めるとのことですが、指導者ライセンスの取得も目指しているみたいです。

現状川崎フロンターレの鬼木監督や大分トリニータの片野坂監督など、日本人にも優秀な監督が出てきておりかなり先の話になりそうですが、将来的に日本代表監督として指揮を振るってくれることをどうしても夢見てしまいます。まあ先の楽しみとしておきましょう。

 

今はただ長谷部選手のインテリジェンス溢れるプレーを一つ一つ楽しんで聞きたいと思います。

 

では

 

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