リーガではまだ首位にいるものの、ここ最近足踏みしているアトレティコとトゥヘル監督就任後未だ無敗と安定感が出てきつつあるチェルシー。監督同士の采配合戦も楽しみな所です。
ということで先日行われたアトレティコマドリードvsチェルシーの感想です。
両チームのスタメン
GK:オブラク
DF:サビッチ、フェリペ、エルモソ
MF:ジョレンテ、コケ、サウール、ルマール
FW:コレア、スアレス、フェリックス
GK:エドゥアール・メンディ
DF:アスピリクエタ、クリステンセン、リュディガー
MF:ハドソン・オドイ、ジョルジーニョ、マウント、コバチッチ、マルコス・アロンソ
FW:ジルー、ヴェルナー
ジルー(後23)
①様々な崩し方を試す
アトレティコは5-4-1で守り、マルコス・アロンソにコレアが付き6-3-1のようになっていました。またアタッキングサード内では高いプレスでボールを奪うショートカウンターを仕掛ける戦術を採用していました。
対するチェルシーは3-4-1-2を使い、ジョルジーニョ、コバチッチを使いゲームをコントロールさせマウントをフリーマンのように使っていました。
試合はチェルシーがボールを持つ形になり、
・中盤の3人を揺さぶりサイドで数的優位を作る(特にフェリックスがスライドし切れないサイド)
・ジルー、ヴェルナーがセンターバック3枚をピン止めさせマウントを侵入するスペースを作る
・サイドセンターバックが持ち上がり相手マークをずらせる
など様々な方法を試していましたが、ややパススピードが遅く揺さぶり切れないまま縦パスを入れてしまう等決定的なチャンスを作るには至りません。
一方アトレティコもショートカウンターでチャンスを作りますが、数自体が少ない上守る時間が長かった為得点には至らずスコアレスで前半を折り返します。
②貴重なアウェーゴール
後半チェルシーは前半行っていた「サイドでの数的優位」に攻めを絞ってパススピードを速めていきます。そして揺さぶりが機能し隙を狙ったマルコス・アロンソのクロスのリフレクションを、ジルーが豪快なオーバーヘッドでゴールにたたき込みチェルシーに大きな先制点をもたらします。
アウェーゴールを奪われたアトレティコはデンベレ、トレイラを投入し攻勢に出ますがチェルシーの5バックを崩す術に乏しくそのままスコアは動かずタイムアップ。チェルシーが貴重なアウェーゴールを奪い2ndレグに臨むことが出来ました。
③有効な手を的確に付く
チェルシーは5-4-1の崩し方のパターンを前半で様々なバリエーションで試み、有効な手を後半に的確に付いていました。実際アトレティコは揺さぶりが速くなった際に明らかについていけなかった場面が出てきていました。(特にフェリックス、コレアなど連動した守備が得意ではないタレント)正にチェルシー&トゥヘル監督の狙い通りの展開になったと思います。
対するアトレティコはスコアレスドローが最低条件の戦い方をしていたので、かなり苦しくなったと言えます。恐らく第2戦チェルシーは5バックでカウンターを狙う形を取ってくると思われるので、崩し方を確立していないアトレティコにとってはかなり苦しい戦いになってくるでしょう。
ただ共に狙いが明確な戦いが出来ており、哲学同士のぶつかり合いを見せた好ゲームとなりました。2ndレグも非常に楽しみです。
では
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